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名前 |
町屋御用水 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
東海道沿い、桒部山 了順寺さん北西に位置。説明板が建立されていましたので、引用しご紹介します。【桑名・町屋御用水のしくみ】木曽・揖斐・長良三川の泥砂が堆積してできた桑名は、度々浸水の災害を被っていました。このため水質が悪く飲料に適さなかったことから、松平定行によって寛永三年(一六二六)上水建設がなされました。これを町屋御用水といいます。町屋御用水では、水源から吉津屋御門までは地上に水路を通し、御門から町中へは水質の管理と水量節約のため地中に管路を設けていました。これらを通じて流れついた水は、各所の水汲井戸に貯められ、人々の生活用水として提供されていました。このような井戸は、江戸の中頃には城内・武家地、町人地を合わせ、二〇〇基を超えたと言われています。町屋御用水の構造については、いまだ詳細は確認されていませんが、市内各所で給排水施設と思われる遺物が数多く見つかっています。江戸時代の上水道では主に木製の樋が用いられていましたが、他にも土管や竹菅、また幕末に輸入された鉄管なども一部使用されていました。これらの排水管の接合部には石造りや木製の溜桝を設け、砂泥を沈殿させ水を浄化させるなどの工夫もなされていました。桑名の築城と城下の建設は水との戦いであったと思われ、町屋川をはじめとする河川の付け替えや排水などにも高い水準が要求されたことが想像できます。町屋御用水の建設もこのような技術基盤の延長上に実現したものと思われます。と、なっています。素晴らしいですね!※説明板の写真については添付写真をご覧ください。