朱色の多宝塔、異彩を放つ。
池上本門寺宝塔の特徴
池上本門寺宝塔は、異彩を放つ派手な多宝塔です。
大坊坂を下る途中にあり、朱色が鮮やかな供養塔です。
日蓮聖人が関わった重要文化財として名高い場所です。
多宝塔は、本門寺から本行寺に至る大坊坂の途中にある。この坂が大坊坂と呼ばれるのは、本行寺が本門寺の子院の一つであるからとされる。塔の建てられた場所は、日蓮大聖人が亡くなり荼毘(火葬)に付されたとされるところであり、塔は、その後、文政13年に開堂されたと言われる。元々、世界各地に宝塔と呼ばれる仏塔が建てられるようになったのは、釈迦の入滅により、釈迦の生前の教えを受け継ぐことができなくなるため、弟子たちが釈迦の入滅の地に卒塔婆(ストゥーバ)を建てることで、釈迦の生前の教えを遍く未来に伝え残していく事が始まりだとされ、また残された生者が死者を弔うことにより死者のみならず生者も救われるという追善供養の意味がある。塔は、森の中にひっそりと佇んでいるが、この地にこのような比類なき立派な多宝塔を建てられたことを思うと、建主の大聖人に対する強い信仰心と大聖人の偉大さを改めて感じさせられる。
閑静な山あいの墓地の中で文字通りの異彩を放つ、派手な宝塔。いい意味で木造には見えない。圧倒的な存在感だ。屋根の下の装飾は壮麗で迫力がある。
池上本門寺の大堂の左脇を抜けて、大坊坂を下りる途中の右手に多宝塔、階段を下りきったところに大坊本行寺があります。
本門寺境内を何とは無く散策していたら、深い緑の森が豁然と割れ、中から妖しくも美しい異形の何かが出現した。それがこの多宝塔だった。その色は何とも強烈で、漆黒の紅蓮、とでも言ったらいいだろうか。自分で撮った画像をデスクトップの壁紙にしているが、20年ほど前、この建物を初めて目にしたときの驚愕の余韻は今も消えない。
そばにもみじの木があり、令和4年11月29日は見事な紅葉でした。
大坊坂の北側にあり漆彩色が施され、金箔で華やかな装飾が施されている多宝塔。日蓮上人を荼毘に付した場所に建てられた供養塔で、建立は文政11年(1828)。国の重要文化財。蓮華座に建てられ、朱塗円筒状建物で黄金色の宝輪を持つ優雅な屋根を有する宝塔、緑の木々を背景に映え、見事な景観を呈しています。
池上本門寺は、日蓮聖人が病気療養のため常陸の湯に向かう途中、病が重くなり池上宗仲公の館に留まったとき、宗仲・宗長兄弟が寄進した山上のお堂を「長栄山本門寺」と命名し開堂供養をされたのに始まるという。宝塔は、この地で入滅された日蓮上人の550遠忌を記念して、前犬山城主成瀬候らを本願主として文政11年(1828)に上棟した。上下層とも円形の平面をもつ木造の仏塔で、屋根は宝形造、銅板葺、その上に露盤と相輪を載せ、内外とも彫刻や彩色によって美しく荘厳されている。主な文化財(建築物)は下記・池上本門寺宝塔。
多宝塔。日蓮聖人が火葬された場所と言われている。本坊坂から見る多宝塔も良いですが、紀伊徳川家墓所から見る多宝塔も趣きがあって良いと思います。多宝塔内部には宝塔が安置されており、日蓮聖人が使用していたとされる念珠が収められている。
日蓮聖人荼毘の地に立つ供養塔。
| 名前 |
池上本門寺宝塔 |
|---|---|
| ジャンル |
/ |
| 電話番号 |
03-3752-2331 |
| HP | |
| 評価 |
4.1 |
| 住所 |
|
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めちゃめちゃかっこいい建物。本門寺でこの場所を知っている人はかなりの通の人です。夜は光って尚更かっこいいです。