池谷の戸で味わう地形の魅力!
ここは東寺尾池谷戸自治会が使用しています。建物は小ぶりで大人数には向きませんが、その分親密感は上がります。外観は非常に特徴的な屋根があります。ギャンブレル形状(腰折れ型)をしていて積雪地域の牛舎には多く見られた屋根です。屋根裏に飼料(干し草等)を貯蔵するスペースを持った設計になります。アルムの小屋でハイジが干し草のベッドのイメージがあります。屋根に雪が溜まり難いのがメリットですが、横浜市ではほぼ出番がありません。今なら将棋の駒の形と言った方がなじみますね。そんな屋根の下て将棋を指すのもありですね。バリアフリー面では車イスには対応していません。池谷戸は昭和初期の地図では「池谷」になっています。谷は「やと、やつ」と読めますが、関東地方では低湿地の意味です。戸は水の流れの入口や出口です。この辺りは第2京浜国道の開削以前は雨水が集まる水溜まりのような土地だったようですが、現在の地形では痕跡は「岸谷の湧水」だけです。湿地自体を削り取っているので下り勾配も相まって湿地とは無縁な土地に替わっています。池を埋めた場合は軟弱地盤が残りますが、第2京浜では下末吉台地を開削している場所が多数あり、安定した地盤になっている様です。盛り土ではない事はメリットですね。
名前 |
池谷戸自治会会館 |
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ジャンル |
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電話番号 |
045-575-9327 |
住所 |
〒230-0077 神奈川県横浜市鶴見区東寺尾4丁目5−30 |
評価 |
3.7 |
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古き地名の池谷の戸で下末吉台地の起伏の形状を表してる名ですな。