縄文の謎、斜里の雑木林。
斜里朱円周堤墓群の特徴
北海道斜里町に残る縄文遺構で歴史を感じられます。
斜里岳や海別岳を望む静かな雑木林の中に位置しています。
謎多いオホーツク文化をひも解く貴重な場所です。
周りを田園に囲まれた小さな雑木林の中に、ひっそり残されている縄文遺構。墳墓跡とされ、時代は縄文時代後期末頃のものらしい。円形に盛り上がった盛土とサークル状の石がそのままの形で残されている。
北海道斜里町にある縄文時代の遺跡。周堤墓とはサークル状に土を盛り上げてその中にお墓を作る集合墓地で、北海道にしか見られない遺跡だそうです。最近は千歳市にあるキウス周堤墓群が世界遺産に認定されましたね。畑の中にひっそりとある静かな遺跡ですが、縄文のロマンを感じる場所ですね。
まだまだ謎多いオホーツク文化の一端です。当時の人骨も出土しているわけですから埋葬地であるのか何が祭祀的な場所なのかまだまだ解明されていないのだと思います。道東にはこのような場所がいまだ発見されず、もしくは開拓時代に多くの遺物が消えてしまったいるかも知れませんね。奥深い道東を垣間見た感じかしました。
斜里岳、海別岳、小海別岳を望む場所にひっそりと佇んでいます。縄文時代の力ある人の墳墓だったのでしょう。今では観光客も多くなくひっそりと眠りについています。東北地方の環状列石との共通点がある点は興味深いです。明治以降多くの本州からの移民が移り住んだこの地で、それより遥かに数千年前にも同じような事が起こったりしたのでしょうか。
名前 |
斜里朱円周堤墓群 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0152-23-1256 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.0 |
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通り道で看板を見つけたので寄ってみました。縄文時代後期末の集団墓地らしく、円形土堤の内側に墳墓がありました。訪れる人が居なく、1人静かに散策出来ました。