小ぶりな前方後円墳、意外な大きさ!
かめ塚古墳の特徴
宮城県を代表する小ぶりな前方後円墳です。
遠くから見ると小さく感じるが、近くで見ると意外に大きいです。
古墳の周囲には田んぼが広がり、景観が印象的です。
今から10年ほど前になるでしょうか?実は私、亀塚古墳の発掘調査に携わりました。その結果、古墳からは鋤が見つかり、また、昔は今よりも大きな古墳である事が確認されました。想像すると楽しくなりますね!ここまで書くと誰か特定されそうですが笑あの鋤はどうなったのかな〜
2022年11月3日に見学しました。JR東北本線・常磐線の館腰駅と岩沼駅の間、沿線沿いにあります。セブン-イレブン岩沼梶橋店側から踏切に向かって行くと、左手の田圃の中に見えてきます。主軸長39.5m、後円部径16.3m、後円部の高さ2.45m、前方部幅10.3mの柄鏡型の前方後円墳です。古墳時代中期(5世紀)頃の築造と考えられます。後円部のてっぺんに山神塔が建てられています。
宮城県を代表する史跡の一つで、全長65フィート程の小さな前方後円墳(?)であります。補足道路に囲まれた亀塚古墳がある田んぼ一帯の土地所有者の9割が近々(もしくは将来的に)不動産に売ることに賛成してるらしいです。あの辺の田んぼはほとんどの土地所有者が農家に米作りを請け負ってもらってるらしいので仕方ないのかもしれないけど、あの田んぼ風景は壊したくないな〜。まあ、開発の話の前にあの辺一帯古墳群だから古墳の調査入るし、調査前後で市が開発やめれ言ったらそれまでなのかな。もし、開発が決まるのならば住宅地ではなく古墳公園として整備してほしいっす。いつの話になるかわからんけど追記開発計画は頓挫した模様。やったぁ!!補足2古墳周辺の地質調査。
平成5~7年くらいに、当時古墳にあった樹齢100年以上の(確か)大木が病気にかかり、やむ無く伐採されたのが印象的でしたね。当時の河北新報の記事にもなっていて身近なスポットの関心事でした。
広い田んぼの中にあり遠くから見ている人には小さな古墳に見えますが、近くで見ると意外に大きな古墳なのですよ。もちろん雷神山古墳や遠見塚古墳とは比較できないけれどね。震災前はかめ塚古墳の周囲はごみだらけでした。それほど見向きもされない古墳でした。今はとてもきれいになっています。この古墳は周囲が水田のために長年の間に少しづつ削られてしまったようです。前方後円墳の「前の四角部分」と「後方の円」をつなぐ部分が極端に細くなってしまっています。この古墳はある古墳と大きさや形がとてもにているので、「何か関連があるのではないか」と話題になったことがありました。ちょとロマンがありましたがそんな説もなくなってしまいました。実際にどうだっか知る人は古墳の中に眠っています。このまま静かな時間を過ごさせてあげたいですね。
小ぶりですが前方後円墳です。田畑の中にあり、周囲に視界を遮るものが何もないので、電車の中からでもその全容を確認する事ができます。宮城県の指定史跡ですが、発掘調査等は行われていないため、いつ頃に築造されたのか等は不明だそうです。墳丘の形態や周囲の他の古墳の状況等から、5世紀前後に築造されたものと推定されています。私が訪れた時は、下草を刈り終えたばかりのようで、特徴ある前方後円墳のシルエットをはっきりと確認する事ができました。岩沼駅から徒歩で15分前後です。家並みが途切れると、遠方に目視できるのですが、そこから到達するまでに結構時間が掛かります。
名前 |
かめ塚古墳 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP |
https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/bunkazai/ken-siseki01.html |
評価 |
3.9 |
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かめ塚古墳探索20240729夏草に覆われた古墳道路際にも案内文がないので、初めて来た人は戸惑うかと思う。用水路の小さな橋を渡り、あぜ道を歩いて、古墳の丘に登る。最近の調査では、一回り大きく、奈良の箸墓古墳みたいにバチ型の古墳と分かってきた。標識では、5世紀代築造と書いてあるが、もっと古く3世紀後半位まで先行するか?それにしても、駐車場もなく、案内版もない。何とかならんのかな。古墳公園とかに整備してくれたらな。