尻こすり坂で体感!
尻こすり坂の特徴
急坂に驚くほどの激しい傾斜が魅力です。
野毛山動物園への途中にある景勝地として一見の価値あり。
尻こすり坂の名前の由来が面白く、歴史も感じられます。
4歳頃から藤棚側から数回祖母に連れられ2、3時間ほどゆっくり徒歩で野毛山動物園まで行ってました。当時は途中数カ所駄菓子屋があってアイスをねだって買ってもらった思い出があります。学生の頃思い出して2回ほどMTBでヒルクライムして遊んだこともあり思い出深いとこです。
以前、野毛に行くときにタクシーで通り、ここの急な傾斜にびっくり!この日は散歩で水道道を野毛に向かいました。坂の上から急激な下り坂に! 車では坂の下が見えないほど!坂の多い横浜ですがこれほどの急傾斜の坂はなかなか無い!(笑)
この坂は行ってみるべきです。大都会の住宅地で、こんな極端に鋭角に登って下る坂は見たことありません。写真では伝えられません。スーパーカーやシャコタンは頂上で底が突き刺さるんじゃないでしょうか。
まるで車で通るとその起伏の激しさからモトクロスのコースであるかの錯覚をしてしまう程の急坂。野毛山の裏手に位置する。明治初期ここには実は配水池があり、水道道と接続し、横浜が開港してから水を鉄管で関内地区に配水していたそうです。だからこの道は昔から水道道と呼ばれているんですね。野毛山公園にはイギリス陸軍技師のパーマーの銅像がありますが、明治初期、横浜では開港はしたものの水質が悪く飲み水も汚くコレラが流行ったりして大変だったそうですが、パーマーは、相模原市緑区にある相模川上流の三井の用水取入口から野毛山まで44キロの距離の水道道を水路や鉄管を繋ぎ合わせて作り、蒸気機関のポンプだけで新鮮な水を送り出し、古くからの横浜の水道水を改善したというのですから、驚きです。このような事から横浜は、近代水道の発祥と言われているんですが、今は旧野毛山配水池は閉鎖され、三井の用水取入口も使われてはおりませんが、こうした技術が継承され、現在では、横浜は、道志川の青山など5系統から水が送られており、私たちの生活を支えております。
坂道の名前が凄い。
坂の多い横浜でも、特に斜度のある坂道です。道なりの藤棚商店街まで起伏が続く道で、ランニングの坂道ダッシュでよく走ります。
一本松小学校前バス停方面から歩いてきて、右手側セブンイレブン・野毛山動物園側に下っていく坂です。100m進んで高低差20mを上り下りする横浜市内屈指の急坂と言えるでしょう。ちなみに、尻こすり坂と反対側の坂は、100m進むのに高低差17mを上り下りするようです。
あまりに勾配が急なので、車を牽く人たちがお尻で制動しなければならなかったというのが坂の名の由来だそうです。明治20(1887)年に相模川と道志川の合流地点から水を引いた導水管が敷かれていることから、水道道の名を残す、ほぼ一直線のこの道は、野毛山を下ってさらに二度の上り下りを繰り返します。なかなか大変な場所ですが昔の人も同じ思いをして登っていたかと思うと何だか感慨深いです。
テレビ番組でも紹介された事故の多発する交差点を含む尻こすり坂。頂上は猫の額ほどの小さい峠です。山野毛山公園&動物園側の坂は特に斜度があり、交差点の停止線に止まると、前に見えるのは空だけ。道路脇にあるミラーを見なければ前方の車両の有無は確認できない。歩道は階段になっているほどの斜度です。ロードバイクに乗っていて登坂大好きな『坂バカ』には堪らない御馳走的な坂ですね。漫画シャカリキの主人公の高校が横浜市内だったのも納得です。
名前 |
尻こすり坂 |
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ジャンル |
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住所 |
〒220-0046 神奈川県横浜市西区西戸部町1丁目33−11 |
評価 |
4.0 |
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藤棚交差点から野毛山配水池までの水道道に山越えの難所が二つ。そのなかで最もきつい坂がここです。200パーミルの勾配はケーブルカークラス。水道管を通すのが目的なので、蛇行して勾配を楽にするような手段は不要だったのでしょう。それをそのまま道にしたのが間違いだったと思うほど。坂を下って行く車のドライバー。心なしか顔が引きつって見えます。こことは別の藤棚交差点の最初の急坂。子供二人を前後に乗せ、自転車を余裕で漕いで登っていくお母さんに遭遇。見れば電動アシスト自転車。横浜のお母さんの必須アイテムです。