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名前 |
瞑想の庭 |
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ジャンル |
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電話番号 |
2336 |
住所 |
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評価 |
5.0 |
山門をくぐり、太子堂、観音堂を拝して、蓮池の誕生仏に手を合わせる。瞑想の庭の一隅に腰を下ろして、ぼんやりと庭を眺める。白雲岳がすっくりとそびえる。鐘楼の横手に慈思堂が建つ。季節の花が咲いている。6月の今はそこかしこに紫陽花が咲く。青色の紫陽花に目が引きつけられる。俗世から遠く離れて、こころしずかに、来し方行く末を、いろいろと思う。ますますぼうとしていると、どこからか鶯の声が聞こえてくる。ここの鶯はとくにいい声だ。蛙の声もする。そう思って耳を澄ますと、花々にやってきたらしい蜂の羽音もかすかにかすかに聞こえてきた。高天彦神社から橋本院、そして極楽寺へ葛城古道が続く。その脇にナツツバキの清楚な白い花(日本では沙羅双樹の代わり)が緑の中に鮮やかに咲いていた。沙羅双樹は、二本並んだ沙羅の木の下で釈尊が入滅したことから、仏教では、般涅槃の象徴とされ、沙羅双樹とも呼ばれるという。瞑想していた訳ではないが、自然と心がゆったりとしてしてしまうすてきなお庭だ。さりげなくお庭のお手入れがされている。ことさらでないのが、かえってゆかしく思えてくる。ぜひ、腰を下ろして、静かな時間を過ごしてくださいませ。おすすめです。