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名前 |
切目王子 押印所 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
国史跡くまのさんけいみち熊野参詣道きりめおうじ あと紀伊路 切目王子跡令和四年十一月十日 指定の さんさん国史跡熊野参詣道は、平成十二年に中辺路と熊野三山が国史跡に指定され、その後も条件の整ったところが追加指定されており、切目王子跡である切目神社境内も追加指定されました。「熊野参詣道」は、平安時代より利用された熊野三山(「熊野本宮大社」、「熊野速玉大社」、「熊野那智大社」)への参詣のための道です。熊野参詣道の一つである「紀伊路」は、紀伊半島西岸を通る道で、田辺市内で山中を進む「中辺路」と海岸沿いを進む「大辺路」に分岐します。「紀伊路」と「中辺路」の道沿いには、熊野神の御子神を祀った王子が点在しており、「熊野九十九王子」と呼ばれております。「切目玉子」は熊野九十九王子の中でも特に格式の高い「五体王子」の一つであります。平安から鎌倉時代にかけての三百年間は特に「熊野詣」が盛んであり、上皇や貴族などが参詣されました。ちゅうゆう『中右記』、『熊野御幸指定範囲記』等の文献には、熊野詣の様子が詳細に記録されてしょうしいます。とりわけ、正治二とはじょう年(一二〇〇)、後鳥羽上皇が切目王子に宿泊し歌会を催した際に、上皇他十人したたが和歌を認めた懐紙が国宝にしほんがんじ(西本願寺所蔵)となってさりめかいしおり、「切目懐紙」とも呼:指定範困切目王子跡ばれています。現在、切目神社にはその写しが所蔵されています。境内には和歌山県指定天然記念物の「ホルトノキ」を代表とする巨木が切目王子の歴史を見守っています。