野原家住宅の曲がり梁、魅力溢れる歴史。
野原家住宅の特徴
アーチ状の木の梁が美しく目を引く造りです。
旧野原家住宅は利賀谷の歴史を感じます。
富山県の庄川支流からの移設建物です。
野原家住宅は富山県東礪波郡利賀村にあった住宅ですが、山ひとつ隔てただけの平村や上平村の合掌造とはかなり趣を異にしています。また、利賀谷の合掌造は白川村の切妻造ともは違っています。白川村の合掌造りだけが合掌造りと思いがちな素人にとって少々ショックな事実です。しかも悔しいことに、他の合掌造りの古民家が格好良いので、得した気分にもなります。とは云え、雪の厳しい地域で雪から家を守るという意味で、合掌造りの切妻屋根が最適解だったとは良く分かります。また、9月のまだまだ厳しい日差しにも映える異形な屋根ですが、日差しが弱まった冬だとどんな風情を感じさせるのかなぁと気になります。
かつて、富山県の庄川支流の利賀谷にあった旧野原家住宅。山下家住宅と同様、合掌造り型の建物であり、建物内には囲炉裏を中心に、昔ながらの道具などが展示されている。
| 名前 |
野原家住宅 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 評価 |
4.2 |
| 住所 |
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アーチ状に曲がった木を活かした梁が見事。囲炉裏が2つあり、大家族で住んでいたことが偲ばれる。