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名前 |
自然石の道標 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
稲初橋(平仮名だと「いなもつはし」と読める)の欄干の脇に道標の石があります。この道標は大正8年3月に地元の青年団が置いたもので「七栗道久居道」とありますが、コレ、非常に興味深い道標ですね。津とか奈良とか伊勢といった誰もが行き交うメジャースポットではなく、「久居」と「榊原温泉」を行き交うピンポイントの客層を相手にした道標です。では、この道標が対象にしていた客層が何かを考えると、久居を出発して榊原温泉に行くお金の余裕があって、バスがあるのにわざわざ歩いて行く客です。…久居の旧陸軍の兵隊さん達ですね。旧陸軍では傷痍兵の温泉療法の研究が盛んでしたから、この道標を目印に榊原温泉と久居を行き来していたのでしょう。