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この木はモチノキとタラヨウの雑種で、平成8年に新種として学会誌に 報告されたそうです。モチノキとタラヨウは、いずれもモチノキ科に属する常緑樹である。雄 木と雌木があり、モチノキは4月中旬、タラヨウは5月中旬ころ開花する。マルバタラヨウはタラヨウに類似するが、小枝が細く、葉は短く、葉の 周辺の鋸歯が緩やかである点が異なっており、モチノキとは葉が大きく、 葉の周囲が鋸歯状となる点で異なっているそうです。タラヨウは本来雑種が非常にできにくい種であり、自然の状態で交配し 雑種ができたのが確認されたのは、このマルバタラヨウが初めてだそうです。国内はもとより世界的にも例をみず、極めて貴重な木であるそうです。