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馬頭観世音。以前は道から良く見えていたが1980年前後の横浜横須賀路建設時に移設されて崩落を防ぐフェンスの奥に追いやられてしまった。この馬頭観音横の道の歴史は古く、一説に拠ると古東海道の可能性もあるらしい。この先は切通しを抜けながら尾根に至り、左に曲がれば鷹取山、右に曲がればガラメキ（六部ヶ入坂）の切通しを抜けて船越に至る。江戸時代くらいまでは今の東逗子駅くらいまで入り江が入り込んでいたので船で相模湾で採れた魚を江戸に運ぶ運搬道として栄えた。馬頭観音はその時頑張った馬たちを祀ったものなのだ。