歴史感じる鎌倉の文化財。
鎌倉国宝館の特徴
鎌倉のお寺の仏像や神社の絵巻物が展示されている美術館です。
特別展鎌倉の伝運慶仏を観ることができる魅力的な場所です。
関東大震災を契機に文化財保護の重要性が認識された歴史的建物です。
11/14/2024特別展「鎌倉の伝運慶仏」を観た。県立金沢文庫、横須賀美術館と今秋同時開催される運慶関連の展覧会の第一弾として参観に行ったのだ。周知のように鎌倉の約120の社寺で創建当時の建物が残っているものは一つもない。さらにその社寺に犇(ひし)めく3500体の仏像で確実に運慶作は、やはり一つもない。実に革命であった鎌倉幕府に対する旧勢力の反動は凄まじく、破壊的だったのだ。その中で何とか運慶作と伝えられる合計25体が今回一堂に展示されている。小生がその中で印象深かったのは、鎌倉国宝館所蔵の「十二神将立像」だった。12体の中には明らかに江戸時代に模刻されたもの、運慶没後のものも含まれているが、極めて保存状態が良く、もし全体が模刻であるとしても、運慶仏のダイナミズムを現代に伝えて余りあると感じた。多分運慶の最高傑作は、今は土台しか残っていない永福寺(ようふくじ)二階堂の「九品(くぼん)の荘厳」を飾る9体の阿弥陀如来像だったのだろうが、「伝運慶展」の会場にたたずんでいると、中世に生きた運慶の声が微かに聞こえる気がする。
昭和の関東大震災で文化財の保全の重要性が実感され建築された。この建物自体が名建築チックで、奈良の正倉院を模している。中では上方とは異なる鎌倉特有の宋風の仏像が待っている。なお、鎌倉市民は無料。
2024年10月13日、午前中訪問鎌倉市、鶴岡八幡宮の境内にある博物館館内には主に鎌倉のお寺の仏像や神社の絵巻物などが展示されておりやしたよ建物自体もとても歴史のある重厚な造りでええ感じやったさあ。
週末に伺いましたが、午後3時過ぎだったこともあり、ゆっくり観覧することができました。鎌倉市内の様々なお寺の仏像を一箇所で拝観できるのは嬉しいですね。鎌倉市民の方は無料で拝観できます♪
鎌倉国宝館〒248-0005 神奈川県鎌倉市雪ノ下2目1-1 鶴岡八幡宮内●鎌倉国宝館Kamakura Kokuhoukan Museum鎌倉国宝館は、関東大震災による被害を契機に、鎌倉の文化財を保護・見学できるよう昭和3年に開館した歴史・美術の博物館です。建物は国登録文化財となっています。「神奈川県の歴史散歩・下(歴史散歩)(鎌倉・湘南・足柄) 神奈川県高等学校教科研究会社会科部会歴史分科会編 山川出版社」P12によれば、陳列品は時々変更されるものの、現在寄託されているものには以下の物があるとのことです。【国宝】大覚禅師(蘭渓道隆(らんけいどうりゅう))自賛像大覚禅師墨蹟「法語規則」(建長寺)当麻曼荼羅縁起(たいままんだらえんぎ)(光明寺)籬菊螺鈿蒔絵硯箱(まがききくらでんまきえすずりばこ)古神宝類(鶴岡八幡宮)【国の重要文化財】・彫刻弁財天像(鶴岡八幡宮)頼朝が東大寺大仏供養のとき、奈良から請来した舞楽面(ぶがくめん)(鶴岡八幡宮)初江王(しょこうおう)像(円応寺(えんのうじ))地蔵菩薩像(寿福寺・浄智寺・円覚寺伝宗庵)北条時頼像(建長寺)上杉重房像(明月院)・絵画虚空蔵菩薩像・五百羅漢像(円覚寺)宝冠釈迦三尊像・十六羅漢像(建長寺)浄土五祖絵伝・十八羅漢及僧像(光明寺)頰焼阿弥陀縁起(ほぼやけあみだえんぎ)(光触寺)仏乘禅師像(報国寺)夢窓国師像(円覚寺黄梅院)・工芸銅鐘(常楽寺)須弥壇(建長寺)・書蹟明月院絵図(明月院)「鶴岡社務記録」(鶴岡八幡宮)「東帰集」 「仏乗禅師度牒(どちょう)及戒牒(かいちょう)」(報国寺)【その他】蒙古退散祈願のために亀山上皇奉納と伝える女衣、石清水八幡宮の神宝を頼朝が奉納したと伝える朱塗弓・矢豊臣秀吉が1591(天正19)年に徳川家康に造営を命じたときの「鶴岡八幡宮修営目論見絵図」(鶴岡八幡宮)菅原道真像(荏柄天神社)
| 名前 |
鎌倉国宝館 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 電話番号 |
0467-22-0753 |
| HP | |
| 評価 |
4.1 |
| 住所 |
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館内は撮影禁止入館料700円(大人)鎌倉市在住者は無料ですので、本人確認書類を持参して下さい。