流石アメリカ製の魅力、体験しよう!
| 名前 |
赤レンガ1号倉庫 保存エレベーター |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 評価 |
4.2 |
| 住所 |
〒231-0001 神奈川県横浜市中区新港1丁目1−1 横浜赤レンガ倉庫1号館 1F |
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流石にアメリカ製だったようですね。創建時から揚重設備のひとつとして1号倉庫には3基、2号倉庫には2基のエレベーターが設置されていましたが、これらは安全装置等も備えた最新鋭の機械が使用されていました。関東大震災で1号倉庫は半壊し、修復後建物はほぼ現在の姿になったのですが、このエレベーターも本来は両側からの乗入れが可能だったものがこちら側一方からのかたちに改造されました。昇降機構としては本籠とカウンターウェイトでバランスしたものをもう1本のワイヤーで上げ下げする方法を採っていました。正面の大きな機械はその駆動装置で木籠脇の槍付き蛇腹格子戸の中に設置されていたものです。また最上部のプーリー(滑車)はその機構を見易くするために元の位置から下の階に移設しています。木籠は当時の材料であるミズナラを用いて復元しました。このエレベーターは、当時の資料より米国オーチスエレベーター製であることがわかり、業務用エレベーターとしては現存するもののなかでも日本に導入された最初期の一台であると推測することができます。