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福岡県豊前市は九州の古墳先進国ともいえる豊前国に存するにも関わらず古墳が少ないが、かつては市内中央部の千束に大量の古墳群があったとされている。しかしながらこれらの古墳群は幕末期に日本最後の城と云われる旭城の石垣として流用されたり、明治初期には宇島港築港のために使用されるなどして一つ残らず消滅してしまったという。そのため我々現代人はこの幻の古墳群について何も知ることができないのが現況である。この合集碑は千塚原古墳群について言及する数少ない史料であり、裏面にはかつてこの地一帯に古墳が存在したこと、それらの古墳を石材として流用した結果古墳群は破滅し、被葬者の鎮魂のために石碑を建立したことが記されている。