底脱の井で心の悟りを。
底脱ノ井(鎌倉十井)の特徴
底脱ノ井は鎌倉十井のひとつで、知恵を感じる場所です。
安達泰盛の娘、千代能の歴史を詠んだ和歌が残っています。
昔の姿を保ち、古い言い伝えがしっかり表示されています。
鎌倉十井の一つ。海蔵寺の山門脇にあります。山門のそばに鎌倉十井があるといえば浄智寺が有名ですが、海蔵寺は駅から離れているため、浄智寺ほどの参拝者はいません。北条時頼の外戚、安達泰盛の娘である千代能(ちよのう)の詠に由来する底脱ノ井。千代能は「千代能がいただく桶の底抜けて 水もたまらねば」と詠いました。夕餉の水を汲みに来ると桶の底が抜けてしまって、この時に心の煩悩が解け、悟りの境地に至ったとのこと。近くには、鎌倉十井には含まれていませんが、負けず劣らず風情のある「十六の井」もあります。
謂れを聞いてなるほどと感心させられます。綺麗な水が満々とあって飲めそうです。
言われを見ると、そういう意味なんだと思っちゃいます。
底のない井戸だそう。
安達泰盛の娘、千代能の心はこの井戸によって解かれました。千代能がこの井戸で水を汲むと、水桶の底が脱けたそうです。その一瞬に心を捉えた千代能はこんな歌を詠みました。「千代能がいただく桶の底脱けて、水たまらねば月もやどらず」水桶の底が脱けた瞬間、千代能の心の底が脱けて解脱を得たため、それを詠んだものです。
鎌倉十井の一つです。
海蔵寺門前の「底脱ノ井」は、安達泰盛の娘(千代能)が水を汲んだところ、桶の底が抜け、「千代能がいだく桶の底抜けて水たまらねば月もやどらじ」と詠んだことからこの名が付いたという。桶の底が抜けたことで頭から水をかぶり、心の底が抜けて、わだかまりが解け、悟りが開けたという解脱の歌なのだという。
比較的昔の姿をとどめていると思われる。
(19/02/08)鎌倉十井の一つ「底脱の井」(そこぬけのい)
名前 |
底脱ノ井(鎌倉十井) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.8 |
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鎌倉十井のうちのひとつ。ようやく訪ねることが出来ました。