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| 名前 |
住友東京別邸跡 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 評価 |
3.3 |
| 住所 |
|
まだ六本木一丁目駅も南北線もなく、霊友会と全日空ホテルが目立っていた頃におぼろげながらコンクリのはね上げたファサードを持つ不思議な形の建物が広い庭にポツンと建っていたのをなつかしく思い出す。いまは高層ビルとして商業施設兼、竹をモチーフにしたという最上階にグループの賓客をもてなしたり会合を執り行う施設になっているが、これもまた周りにニョキニョキできたビル群に取り囲まれて、わずかな緑陰を残す。いったいこの小さなプレートを建てたのは誰がどんな意図で建てたのか?住友家に配慮したのか、お守りのような感覚で昔はこうだったよと伝えたいのか。市民ケーンの木馬のように、いずれはこの建物も朽ちて滅びる、その瞬間までプレートは残るのだろう。