スポンサードリンク
スポンサードリンク
名前 |
八幡神社のカゴの木 |
---|---|
ジャンル |
|
住所 |
|
評価 |
5.0 |
側島八幡神社の「カゴの木」は、樹高14m、目通り幹周囲3m、樹齢350年であり、昭和61年2月6日に関市の天然記念物に指定されています。御本殿に寄り添うように力強く荘厳な御姿で佇んでいます。かつて落雷を受けたため上部を欠損していますが、樹勢は良好でよく繁茂しています。遠目では分かりづらいですが、近くから眺めてみますとカゴの木特有の白い斑点のある樹皮がとても美しく、パッと目を惹きます。カゴの木は、大きく成長するにつれ淡灰黒色の鹿の子模様となることから鹿子の木といわれています。そして、その美しい模様から神の使いである鹿を意味するとされ、川を渡る力、水を飛び越えることのできる跳躍力により水難の守り神ともいわれています。さらに、火護(かご)の木とも呼ばれており、社殿を火から護るという縁起をかついで植えられることもあります。側島八幡神社では、どのようないわれで植栽されたのでしょう。カゴの木の御神木は、県内では珍しいのでとても興味深いです。側島八幡神社は、長良川と今川に囲まれており、古より度々川の氾濫が起きている地域です。幾度もの水難を乗り越え、落雷や風雪雨にも耐え抜いて今日の発展に至ります。遥かなる歴史を地域の方々と共にし、あつく崇敬され心の拠り所として大切に守り護られて来たと思うととても感慨深かったです。主幹上部に傷を負いながらも悠々と枝葉を伸ばし、立派な末広がりの根張りを持つ側島八幡神社の「カゴの木」は、奇跡と幸運をもたらす素晴らしい御神木であると感じました。境内は、厳かで美しい社叢林に囲まれており、自然と心が鎮まりました。また参拝させていただきます。