有章院霊廟二天門、歴史を彩る美。
旧有章院霊廟二天門の特徴
増上寺の北側に位置し、歴史的な迫力を感じる門です。
色鮮やかな朱色に塗られた二天門は、まるで新しい装飾が施されたようです。
日本政府指定の重要文化財で、徳川家継の霊廟の一部として貴重な存在です。
とてもきれいに塗装されていて、ぱっと見歴史を感じませんがとんでもない!戦時の空襲でほとんどの建物が焼け落ちている中、残っている数少ない当時の建造物です。重文指定。西にプリンスホテルがありますが、空襲前はそこに徳川家の墓所があり、この二天門はその入り口にあった門。有章院とは徳川七代将軍家継その人です。
有章院霊廟二天門日本政府が指定した重要文化財です。荘厳な多聞天像、広目天像に感動します。
徳川家継の霊廟の一部。東京大空襲で殆どが焼失したが、二天門は焼失せずに残ったそうです。
戦災で焼けた7代将軍徳川家継の霊廟の残存。家継が満6歳で死んで宗家が絶えた将軍家は紀州から吉宗を迎えることになるのだが、吉宗は無駄に一代毎に建てていた霊廟の建築を禁止した。すなわち有章院(家継の法名)が最後の霊廟となるのだが、現存していれば増上寺は霊廟だらけの景観(隣接して6代家宣の文昭院霊廟、増上寺本堂を挟んで南側に2代秀忠の台徳院霊廟)であったろう。往時を想像するには日光の三代家光の大猷院霊廟が唯一完存しているので参考になるが、おおむね二天門、勅額門、中門、御霊屋(権現造)、唐門、拝殿、中門、宝塔(墓塔)と並んですこぶる壮観であった。以前何度か訪問した際は排ガスにまみれ塗装もはげてボロボロだったがようやく塗りなおされたみたいだ。
愛宕神社から増上寺に向かって歩いていて、初めて見ましたが色鮮やかで素敵な門でした。増上寺には何度も訪れていますが、少し離れているので気付きませんでした。外国の方々も写真を撮られていました。
太平洋戦争の空襲でも焼けずに残った重要文化財の門。両脇をかためる広目天像と多聞天像も見事です。
最近リニューアルされ、色鮮やかです。なぜかプリンスホテルの敷地内にあります。バックに東京タワーが見えます。
東京プリンスホテルの敷地内ですが、地下鉄御成門駅地上出口のすぐそばにあります。長らく古色蒼然としていましたが1年ほど前に全面改築が完成し、創建当時の色かたちを観ることができます。元来は近くの増上寺境内の建築物だったのが恐らく明治になって切り離されてここにあるのでしょう。芝公園近辺の散歩には欠かせないグランドマークです。
東京プリンスホテルの敷地内に国指定重要文化財である「有章院(徳川家継)霊廟二天門」がありますが綺麗です。東京都文化財情報データベースによれば『有章院は、幼くして亡くなった江戸幕府の第7代将軍徳川家継の院号です。その霊廟が享保 2年(1717)第8代将軍徳川吉宗により建立され、豪華さは日光東照宮に劣らないとも伝えられますが、昭和20年(1945)の空襲により、この二天門を残して全て焼失しました。有章院霊廟の唯一の遺構として、貴重な建物です。有章院二天門は、全体は総朱漆塗ですが、組物や垂木など一部を黒漆塗として引き締めています。正面中央には両開きの桟唐戸が入り、両脇2間には二天像を安置しています。』とあります。
| 名前 |
旧有章院霊廟二天門 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 評価 |
4.2 |
| 住所 |
|
周辺のオススメ
増上寺の北側にある華やかな装飾が印象的な門です。この門は徳川家継の霊廟の惣門でした。有章院というのは家継の院号です。徳川家継霊廟はとても豪華な造りであったそうですが、東京大空襲によって焼失。この二天門だけが残りました。華やかな惣門は、失われた霊廟の豪華な姿を彷彿とさせる佇まいです。