妻籠宿を一望する自然の要所。
中山道沿い、木曽川と支流の交わる場所に位置する防衛の要のお城です。地図で見ると近そうですか、妻籠宿の端からは、意外と距離がある感じです。土橋、帯郭、二ノ丸郭を通って、削平された本丸郭に辿り着きます。本郭からは、妻籠宿を遠景に臨むことができます。お時間があれば、ぜひ。
中山道のそばの山の上にあり、妻籠宿を見下ろす位置にあります。切り立った断崖になっており、縄張りとしての工夫はそれほどありませんが、攻めにくい城だったと思われます。戦国時代には武田領と織田領が接する重要な城となっており、木曽氏が入っていました。その木曽氏は織田方に乗り換えております。小牧長久手の戦いの際には、徳川方が秀吉方のこの城を攻めましたが、少数の兵で撃退ました。関ヶ原の戦いの時は、徳川秀忠が妻籠城にて東軍勝利の報に接しました。本丸に通じる土橋や帯曲輪、堀切等が残存しています。城は令和2年頃に遺構が整備されたようです。本丸からは見晴らしがよいです。
宿場町の端にある水車小屋から15分ほど。城跡よりも展望目的でしたが、長野県は良い景色の宝庫なので、少し見劣りしてしまいます。
妻籠の水車から600mという看板を信じて、来てみたけど、なかなか見当たらず、ググったら山頂まで1.3キロもあって、結構ハードでした。見晴らしはいいけど、何もない…。駐車場から2キロ以上あって、真夏には厳しすぎるので、オススメしません。
石垣など城を思わせる目立った跡はありませんが、自然の地形を生かして曲輪が天守台の周りを囲むように残っていて、妻籠を一望できるロケーションにあります。個人的には、地質が花崗岩なので、地すべりなどの土砂災害で天守台や曲輪が崩れないか心配です。ちなみに、妻籠周辺では花崗岩質のため過去に『蛇抜け(じゃぬけ)』と呼ばれる土石流が何度も起きています。
名前 |
妻籠城跡 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0264-57-2001 |
住所 |
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HP | |
評価 |
3.7 |
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上り坂が長めなのである程度の覚悟で向かった方がいいです。真夏だったので汗だくになりました。頂上は風が通るわけでもなかったので、景色はいいですが暑いです…。二手に分かれた際に、私は右手の階段を選びました。頂上手前からはけもの道かと思うような狭い急な上り坂です。左手に進んだ場合は曲輪を歩くようですが、道なき道を歩くのでは、と想像します。