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名前 |
深谷神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
深谷神社、京都府京丹後市久美浜町栃谷。主祭神=伊奘諾尊、伊奘冊尊、大己貴命、少彦名命、火屋姫命、高倉下命。京都府熊野郡誌、385頁によると、元は字トリコ谷に鎮座とし、中古現在地へ遷座。元は、深谷六社権現とも言ったが、明治の神仏分離で深谷神社へ改称したとある。六社は、祭神の6柱に対応するものと理解する。小潟に流れる谷から奥へ、山間の谷深い地へ鎮座。峠を越える途中、横谷へ入る。長い参道を進むと神域へ触れる。鳥居をくぐり、階段を進むと、社殿と出合う。社殿は、拝殿、幣殿、覆殿の下、本殿を収める。拝殿は、瓦葺き、入母屋造、一間、平入。寸としては、2間と見る。向拝を伸ばし、向唐破風を付ける。窓をあるが、板製で中は見えない。雪への耐性を高める。意匠はわずかだが、組物、木鼻などを配す。堅実的な造りに感じた。幣殿は、瓦葺き、切妻造、一間、妻入。足元は壁を付けるが、窓の部分も板で埋める。覆殿は、瓦葺き、入母屋造、一間、妻入。側面は、壁を付け、中は見えない。正面は、窓を付ける。本殿は、京都府熊野郡誌にはクレ板葺とし、いわゆる杮葺きとするが、妻入造なる表現が見られるも、屋根の造りは明らかにならず。一間、妻入とし、向唐破風を付ける。意匠として、組物が見えるほか、脇障子や欄干を付ける。彫り物も見え、正面は龍、木鼻に獅子や獏を配す。現地は、国道312号線沿いに参道入口を持つが、目立たず分かりづらい。くるまで進めるが、道は狭く、交わせない場所なので、早めに徒歩で進みたい。境内社3。高屋神社、嘉事屋神社、鎮守社。祭神はいずれも不詳。個々の祠へ神社名の札が付く。覆殿は、瓦葺き、切妻造、一間、平入。小祠は、いずれも、板葺、流見世棚造、一間、平入とし、嘉事屋神社と鎮守社は、同じ設計に見える。簡素だが、意匠として、組物や木鼻の表現が見られる。