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名前 |
羅天の桟 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
羅天と呼ばれるこの辺りは、かつて中山道が通っていて、木曽川の両岸に沿いに迫った険しい断崖の僅かな平地に通路を確保し、確保できない場所には桟を架けてスリリングな道としました。この桟は羅天桟道とも羅天の桟とも言われ、命懸けで渡らなければならない、中山道の大難所でした。現在、桟が架けられていた場所には、崖を削ってコンクリートとアスファルトで固められた堅牢な国道が敷かれ、車で通り過ぎてしまうとかつての大難所に気づく事はないでしょう。しかし、国道(羅天橋)を歩きながら木曽川をのぞき込むと、その高さと木曽川の上に張り出している橋の構造に一抹の不安を感じ、先人たちの苦労と恐怖を少なからず共感できました。やはり、実際に中山道を歩かないと気づかないことが多いですね。ちなみに、羅天の桟を迂回するルートが根の上峠を経由する与川道(三留野宿から野尻宿)です。