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名前 |
飛州下原中綱場 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
2024年4月初訪問。近くの和食店、川久庵さんで食事をした後、車に乗り込む時に道路脇に「←中綱場跡」と書かれた標識があるのを見かけ、「なんのこっちゃ?」と思って近寄ってみると、案内板もあり「ここは江戸時代、益田川上流の飛騨山中で切り出され、水運で下流に運ばれてきた材木を検品した場所」なんだとか。そしてこの検品場でOKが出た木材は無事、伊勢湾方面へと送られたとのこと。なるほど、と思い、矢印の方向にある畑の中の畦道を進むとすぐに益田川にせり出た岩場に出ます。今はこの岩場の1.5キロほど下流に堰があるので水面はとても穏やかで水深も結構あるように見えますが、中綱場が現役の頃はどんな感じだったのか、今でもこの岩場は益田川にせり出してきて川幅が一瞬狭くなっているので、ここに綱を張って木材を留めていたというのはなんとなく想像できますが、堰がなかった時代はもっとこの岩場は川にせり出していたのかもしれません。今は岩場と川面が織りなす自然の景観が美しい場所に過ぎませんが、かつてはここに多くの役人や作業者が常駐し、川面には木材が浮かび、賑やかな情景があったのだろうなぁと思うと、歴史の流れも感じさせられます。岩場と川しかないですが、いいところです。ドライブの小休止には最適では?