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こちらはお堂の中に成田山と刻まれた不動明王が収められていますので、お堂そのものは「不動堂」ということになります。googleマップでは名称が青面金剛社とされていましたので修正しました。中川ぞいに南下すると、西水元に2ヶ所、似たような不動堂があります(ひとつは大きな銀杏の木の下に。もうひとつは西水元図書館の近くにあります)。おそらく川沿いの道をたどって成田山へ参詣する人々の道案内の役目があったと思われます。青面金剛は、お堂の脇にある石碑に刻まれた文字です。こちらは昔からここにあったのか、別のところから移動されたのかはわかりませんが、お堂の中身とは別の仏様になります。青面金剛は庚申講の守護者ですから、石碑は「庚申塔」ということになります。また庚申塔の前には「八十八」と刻まれた白い石塔もあるのですが、これは「新四国四箇領八十八ヶ所霊場」という弘法大師霊場めぐりの道案内で、成田講とも庚申講ともまた違うものになります。四箇領は昔の地名で「葛飾郡葛西領、葛飾郡二郷半領、 足立郡淵江領、埼玉郡八条領」に霊場が点在しています。八十八と刻まれた石はその道案内で、かつては街道沿いに沢山あったようなのですが、東京都内のものはお寺の門前などに移動されてしまっているものが多いです。三郷市内はまだ昔の街道沿いにいくつも残っていて、この近くだと戸ヶ崎の十字路や、谷口の酒屋さんの近くにもあります。当方、この弘法大師霊場めぐりをゆるく研究しております。葛飾区や三郷市は真言宗の信仰が厚い地域で、弘法大師霊場が何通りも存在しています。