飛騨国の一宮で心の拠り所。
飛驒一宮水無神社の特徴
飛騨の人々に崇敬される由緒正しい神社です。
全国一の宮詣でに参加できる貴重な体験を提供します。
下呂温泉の帰りに立ち寄るのに最適な場所です。
八月の終わり、まだまだ暑さが残る日に参拝しました。境内に入った瞬間、空気がすっと変わって、少しひんやりとした感覚がありました。まわりは静かで、厳かな雰囲気が漂い、街中の暑さや喧騒を忘れられる場所だと思いました。特に印象に残ったのは狛犬。よく見る形とは少し違っていて、どこか愛嬌もあって面白かったです。神社ごとに特徴があるものなんだな、と改めて感じました。時間帯のせいか参拝客はまばらで、ゆっくりとお参りできたのも良かったです。暑い夏の散策の途中に立ち寄っても、気持ちが落ち着くおすすめの神社だと思います。
全国一の宮詣でで、お呼び頂けました。飛騨国は我が穂の国から近いようでも、なかなか遠く、若かりし頃は高山祭りも拝見しましたが、それ以来。こちらさまは初めてで、先ず一の鳥居前に来てびっくり、駐車場の広さにびっくり、建物の大きさにびっくり、拝殿前の広さと砂利が均したばかりのようでびっくり、驚きの連続です。社号標の大きさ、絵馬殿の立派さ、奉納絵馬の見事さ、ご神木の神々しさ、そして神門内ご本殿前の広さにも驚く。参拝当日は大雨の中の朝一詣りでしたが、はや数組の方々が居られました。しかしながら、お詣りが終わった途端に日がさして来て、神さまによく来てくれたねと言われた気がします。思い出に刻まれたお詣りが出来、ありがっ様です。
下呂温泉の帰りに立ち寄らせて頂きました。由緒ある神社で狛犬が少し変わっているように思えました。黒と白の神馬が奉ってありました。ネジの木か奉ってあります。隣には赤い鳥居の稲荷神社もありました。境内も綺麗にしてあり気持ち良くお参りさせて頂きました。 御朱印も頂いて帰りました。
飛騨国の一宮。主祭神の御歳大神をはじめ十四柱の神々が祀られ、御神体は背後にそびえる位山(くらいやま)とされています。その山頂には、奥宮や天の岩戸があるそうです。「位山」という名前が気になって、由来を調べてみたところ、面白い話がありました。かつてこの山で育った「イチイ」の木を朝廷に献上したところ、その見事さに天皇がこの木に正一位の位を授け、それ以来「イチイ」と呼ばれるようになり、この山も「位山」となったという話があるそうです。ただ、この話がどの時代のものなのかは、諸説あるようで、仁徳天皇や天智天皇の時代という説もあれば、平治(後白河上皇・二条天皇)のころだという話もあり、定かではない様子。それ以前の「イチイ」は何と呼ばれていたのか、という疑問が残りました。イチイは成長が遅い分、年輪が詰まり、工芸品に適した良材になるそうです。歴代の天皇の即位の際には、ここ位山のイチイから作られた笏(細長い板)が献上されてきたそうで、前回の令和の即位式にも、同様にこの地のイチイが使われたという話を目にしました。また、神社の名前に「水無(みなし)」とあるのに、近くには川が流れているという、ちょっとした不思議さも。こちらについては、神社の公式サイトにいくつかの説が紹介されていました。神社の歴史を見てみると、想像以上に波乱の中にあったようです。飛騨国分寺が金森長近によって焼かれ、後年復興されたように、水無神社の社家が松倉城主と姻戚関係にあったために滅ぼされ、のちに金森氏の手によって江戸時代に復興されたそうです。さらに江戸期には、飛騨一円を揺るがした大規模な農民一揆「大原騒動」の決起集会の場になり、連座した神職が磔にされた歴史もあるのだとか。この一揆は、代官大原氏の父子に対して、18年にわたり断続的に起きたもので、その絵に描いたような悪代官ぶりを見て、飛騨の人たちに同情してしまいました。そんな激動の中でも、この神社が飛騨の人々の心の支えとなったことで、いまでもここが大切にされているんだろうなと感じました。
名前 |
飛驒一宮水無神社 |
---|---|
ジャンル |
|
電話番号 |
0577-53-2001 |
住所 |
|
HP | |
評価 |
4.4 |
周辺のオススメ

飛騨の国の鎮守・祖神として最も格式高い一宮と崇敬されている、飛騨の人々の心の拠り所とされている由緒正しき神社。到着したのは9時頃でしたが、ほとんど人もおらず、手入れや掃除の行き届いた境内は、凛とした空気に包まれていました。鳥居の右側にある大きな杉の木が目を引きます。この大杉は樹齢およそ800年とされているそうで、県の指定天然記念物になっていました。シュッとした感じのちょっと変わった狛犬さんも雰囲気があって良いです。神霊の宿る霊木として信仰されている「ねじの木」には、そのいわれや言い伝えもあり興味深いです。拝殿前は広々としていますが、なんとも神秘的な厳かな雰囲気が漂っていて、清々しい気持ちになります。境内には他にも稲荷社や白川社といった境内社もありました。4月3日には五穀豊穣と女性の幸福を祈念して「飛騨生き雛祭」が行われるそうで、飛騨一円から選ばれた未婚の女性数名が生き雛に扮して神前奉仕と行列を行うそうです。社務所近くにはその生き雛祭りの顔はめパネルがありました。ゆっくりと見て回り、帰り際に絵馬殿を外から覗いていたところ、神社の方が中も見学どうぞとおっしゃってくださったので、中をゆっくり見させていただきました。1607年に造営されたと記述があるほどの古いもので、以前は拝殿だったよう。見上げると沢山の絵馬が飾られていてとても見応えがありました。電車だとJR高山駅から運行回数が少ないようでバス利用のほうが良いようですが、とても気の良い神社なので、時間があれば高山から足を延ばして参拝されるのをおススメします。