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川島町吹塚にある真言宗智山派の寺院西見寺 境内に、2基の青石塔婆が立っています。向かって右は鎌倉時代中期に造立された阿弥陀一尊種子板碑で、 仁治2年 (1241)銘という発初期の板碑です。旧いせいか完形ながら磨損が激しいです。左は薬師三尊種子板碑で、南北朝時代初期の建武元年 (1334)銘で、資料によると、薬師三尊板碑は中尊に薬師、脇侍に日光・月光菩薩を刻んだものが多い中、この板碑は脇侍に観音・地蔵菩薩を配置する珍しいものだそうです。碑面も比較的に良好な状態でした。