絶世の美女、小野小町の墓へ。
小野小町は、平安期9世紀頃の宮女にして絶世の美女にして女流歌人で、古今和歌集序文に記される六歌仙中唯一の女性です。クレオパトラ・楊貴妃と共に世界三大美女と云われ(但し日本限定説ですが)、恋多き女性でもありました。小町から「百夜通ってくだされば、あなたのものとなりましょう」と言われた深草少将なんか、雨の日も風の日も通い続けて九十九日目の大雪の夜、途中で凍死しちゃったという有様。小町の生誕地もお墓も諸説ありますが、当地の言い伝えによれば、晩年となって容姿も衰えた小町は、京都から故郷の出羽国へ向かう途中、長旅の疲れで当地の村長・小野源兵衛氏宅にしばらく逗留することとなった。山向こうの北向観音(石岡市小野越)がイボ取りにご利益がありと聞いた小町が参拝して戻ると、肌もきれいになって元気も出て、そろそろ旅を再開しようとしたが、病に罹り元慶7(883)年に69歳で亡くなった。小野源兵衛氏は敷地内に小町の墓をつくり代々供養してきた。以来、近年まで、小町の墓には婦人病に悩む人々や、美人になれるというご利益を求めて年頃の娘達が数多く参拝したと云う。お墓は、私有地につき写真撮影は禁じられていますので、道路入口の写真のみ掲載します。さて、次は北向観音に行かねばなりますまいが・・小町は山越えをしましたが、朝日峠ハイキングコースを通った先、表筑波スカイラインを横断してから北が難しそうです。
名前 |
小野小町の墓 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
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全国に数カ所ある小野小町のお墓の一つです。近くに来た際はお参りをしてみて下さい。