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名前 |
県堺会場[県堺大蛇山] |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
県堺大蛇山の県堺会場は、大牟田駅の南西3.4kmほどの大牟田市三川町にあります。毎年7月には『県堺大蛇山』が開催されます。県堺大蛇山は、昭和40年(1965年)三川町商店街繁栄会大蛇山として始まりました。大牟田市と熊本県荒尾市の県境に位置することから、後に県堺大蛇山となり現在に至ります。「大蛇山(だいじゃやま)」は、大牟田市とその周辺地域で行われており、他地域ではあまり見られない独特の祭りです。大蛇がまつりに出る由縁は正確な文献がありませんが、祇園信仰の大蛇に象徴される水神・龍神信仰の融合として捉えられています。大蛇山は、大蛇を模した製作物を飾り付けた山車に人が乗り、太鼓、半鐘などの樂(祭囃子)と共に街中を練り歩きます。大蛇の頭・尾を左右、あるいは上下に振り、花火・煙幕を取り付けて、火を吹いているように見せるところが特徴です。複数の大蛇山が向き合う競演は、数分間のうちに大量の花火・煙幕が使われ、大きな見所の一つになっています。大蛇は昔からの手法を受け継ぎながら、まつり当日までの数ヶ月間、毎年手作業で和紙・竹・藁などを組み合わせて頭・胴体・尾をご神体として作成し、山車に飾りつけられます。子供を大きく開いた大蛇の口内へ掲げる「かませ」という儀式があり、「かませ」を受けると子供たちは無病息災のご利益があるとされています。まつりが終わる夜は、氏子や子供たちによって大蛇の頭・胴体・尾を崩す山崩しが行われて、フィナーレを迎えます。崩した大蛇の部位は、持ち帰って軒先に飾ることで家内安全・無病息災の縁起物としてご利益があるとされています。