関西電力1998年始動の発電所。
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名前 |
関西電力荒谷発電所 |
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ジャンル |
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住所 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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HP | |
評価 |
4.0 |
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この発電所は関西電力が所有する発電所で、運用開始は1998年(平成10年)10月です。そして出力は11,200KW。御母衣発電所の215,000KWに比べると1/20ほどの小さな発電所です。白川郷を南下し御母衣ダムに行く道中この発電所の横を通りました。一見民家のような造りの建物ですが「関西電力荒谷発電所」の看板が掲げられています。しかし通常の発電所はダム本体直下にあるのに、最寄りの鳩山ダムはここから数キロ北です。しかも真ん前にある鳩山貯水池の水面は発電所より低い位置にあります。一体どうやって発電しているんでしょう?答えは、10キロほど西を流れる荒谷川の水を、三方崩山に掘ったトンネルを介してここまで運んでいたのです。有効落差は273.6mで、使用水流は5.0㎥/秒。「水路式」と言う立派な水力発電所なのです。調べてびっくりしました、随分と手の込んだことをしていたんですね。ところで、ゼロエミッションである水力発電の比率は年々下がってきています。1990年代は約12%でしたが、2023年には6.8%と半分近くまで低下しているのです。そして今後も増加の見込みはありません。開発可能な河川のほとんどが「期待出力」3万KW以下の小出力であることと、開発地点がどんどん奥地化してゆくことが大きな理由です。そして何よりも日本の河川は複雑な「利権」が絡んでいるのが最大のネックとか。またしても利権ですか………2025.2.12