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名前 |
お姫岩 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
2.0 |
昔々、内山に「右大臣藤原内基公」という人が住んでいたことがあった。婦人の鎌岩御前は、たいそうの美人だったので、内基公は婦人を心から寵愛していた。ある時内基公は、所用のため都へ上っていったが、行ったきりいつになっても帰ってこなかった。鎌岩御前はそれを深く悲しんで、装束を改めて岩の上に立って天に祈った。不思議にも満願の日の明け方、「おまえの願いはかなった。」と天から声が聞こえたかと思うと、白雲が辺り一面を覆い、鎌岩御前の姿は見えなくなってしまった。白雲が晴れたあとを見ればそこには、鎌岩御前そっくりの三丈余りの岩が立っていたという。