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お堂に貼紙で次のような由縁が書いてがあります。光泉坊さま寄居町の末野に逆川 (さたがわ)という川があります。むかしむかしのこと、夏になると、子供たちはよくこの川で遊んでいました。浅い所はいいのですが、夢中で遊んでいると深みのある所まで行ってしまうこともありました。そんな時、突然出てくるのです。白髪の長い髪を振り乱し、ザザー、ザザーッと音を立てているおばあさんが。人々は、そのおばあさんを「あずきばばあ」と呼んでいました。「あずきばばあ」はなにやらブップツ言っているので、後ろからそっと近づいてみると、 「あずきとごうか、人取って食おうか⋯」独り言を言っています。そして、大きなザルを持っていて、ザルの中にはあずきのようなものが入っていて、それに川の水で洗っているのです。そのお婆さんは、近づくといきなりふりかえるんです。そして、耳のあたりまで裂けた大きな口をあけて、とびかかってきます。「あずばばあ」に出会った人は、慌てて逃げて行ったそうです。昔は、他にもこわい化け物が出てきたそうで、地域の人々は困っていました。そこで、お宮を立てておまつりすることになりました。お宮の中には【南無阿弥陀仏】と彫った、高さ50cm、幅30cnらいの石が納められています。人々はこのお宮を「光泉坊さま」とよび、大事にしてきました。光泉坊さまは、この地域の人々を守ってくれています。