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名前 |
安達家住宅(登録有形文化財) |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
5.0 |
登録有形文化財外に銅板表示がありませんが、文化遺産オンラインで登録されている建築物、 心置きなく撮影させていただきました。保存保守が大変だと思いますが、 こうして身近に見ることができて ありがたい事です。建物が崩れているのは、 多分2011年の東日本大震災で被災・損壊しているのでしょう。 修理に時間とお金がかかるので、 なかなか難しいのだと 推察します。観音扉(かんのんとびら)は漆喰(しっくい)を固めてつくってあるようで、 破損しているようですが、 凄い職人芸なのだそうです。新造の時に 収縮率を見込んで大き目につくった扉と受け側は 塗りたてで水分を多く含んでいて たぶんまったく閉まらない状態。 長い乾燥期間で収縮していき、 途中や仕上げ時に 削ったりして 両扉がしっかりびったり重なって閉まるようになるそうです。分厚く塗り重ねたり 乾燥させたり、 いろいろ手間と日数がかかるのと 技術職人さん不足、 修復資金不足とか 大変だと思います。また、 塀などの破損・損壊している部分を 注意深く観察してみると、 芯材が竹だったり、 縄や土などの素材部分など、 巨大地震はさておき 揺れや風雨と経年に耐え得るための 長年の知恵と工夫がこらされた 建築方法・構造であることを学ぶことができます。完全な姿ではない事も、 ある意味貴重な切り口です。 帰宅してネットでいろいろ調べてみると とても理解が深まりました。