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| 名前 |
馬魂碑 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 評価 |
4.0 |
| 住所 |
|
古くから東北地方は馬の産地として栄えました。特に遠野を含む南部藩領内で生産された馬は体格が大きく気性が穏やかであったため「南部馬」として珍重されました。そのような経緯から、遠野は古くから軍馬を産出し陸軍省とは深い関係があったのです。この石碑は1921年10月、名馬の産出を祈念して当時東舘町にあった馬検場に建立されたもので、1954年12月にここへ移されました。石碑には「陸軍中将従四位勲一等功四級 石光真臣」と刻まれています。石光真臣(いしみつ まおみ、1870年6月7日- 1937年12月8日)は旧熊本藩士で、陸軍士官学校第1期の砲兵科を主席で卒業した軍人です。氏は1920年(大正9年)陸軍省馬政局長官に就任されており、この関係で名が刻まれたものと考えます。ちなみに氏の妹婿が大日本麦酒(現・サッポロビール)元常務取締役の橋本卯太郎氏で、卯太郎氏の孫が元内閣総理大臣の橋本龍太郎氏です。ところで遠野物語には馬に絡んだお話が数多く出典されています。カッパが馬を引きずり込もうとした話、オオカミが馬を襲った話、娘が馬と夫婦になった話などなど。馬がずっと身近であった事が伺えます。とは言え馬の産地以外でも馬は身近な存在でした。きっとあなたのお住いの近くにも「馬頭観音」と彫った石碑があるはずです。これは駄馬や農耕馬を弔って建立されたもので、かつてその道筋を馬が行き来していたことの証なのですよ。2025.3.17