薬師寺東塔、日本古代建築の至宝。
東塔の特徴
薬師寺東塔は、国宝に指定された美しい歴史的建築物です。
白鳳様式を伝える唯一無二の建物で、非常に貴重な遺構です。
奈良時代初期の天平文化を色濃く伝える、卓越した意匠が魅力です。
薬師寺東塔は、日本古代建築の粋を集めた国宝で、奈良時代初期の天平文化を今に伝える非常に貴重な遺構です。東塔は、730年ごろに完成したとされる三重塔です。その姿は一見すると六重に見えます。各層の屋根の間に「裳階(もこし)」と呼ばれる小さな庇が設けられているためで、視覚的に層が倍に見える独特の構造となっています。東塔の外観には、華美な装飾は少なく、むしろその「簡素さ」にこそ美があります。木材の質感を活かしながら、彫刻や漆喰を最小限にとどめた意匠は、仏教建築の精神性を象徴しています。塔の最上部には、相輪(そうりん)と呼ばれる金属製の飾りが天に向かって伸び、宇宙の中心と仏の世界をつなぐ象徴とされています。
こちらは見た目地味ですが消失してないから、西塔のように色が付いてないらしいです。そんな理由で国宝に指定されてるそうです。
凄いとしか言いようがない、国宝に指定されています。東等は、薬師寺で、創建当時から唯一残ってる、1300年前に建てたとは思えません。びっくりです。修理などは行われているようです。必見の価値あり。正真正銘の世界遺産です。
東塔 起薬師寺東塔は白鳳様式を伝える数少ない建物の一つであり、卓抜な意匠を示す日本建築の至宝として最高の讃辞を捧げても、なお足りることを知らぬと賞されている。塔とは澤尊の舎利(遺骨)を祈りの対象としてお祀りする重要な建物である。東塔は大小の屋根が交互に出入りする、裳階がつけられた特異な構造形式で、その幻想的なさまから「凍れる音楽」と称されている。東塔の平面は一辺一〇。五一米、高さ三四、一三米あり、三重塔としては稀にみる大きさと高さである。最頂部にある水煙には衣を翻し飛翔する二十四の天人が透かし彫りされており、それぞれが軽快な律動感を表出、その意匠は極めて優れている。また、擦管には薬師寺創建の縁起が刻文されている。長い歴史上で部分的な修理が幾度となく施され護られて来たが、近年の調査により心柱御部の傷みが頭着であることが判明、文化庁及び奈良県の指導のもと、平成二十一年(二〇〇九)より各匠の技を結集し、史上初の全面解体による保存修理事業が行われた。解体作業中、心柱の最頂部より佛舎利が発見され、再び同所へ戻すに際し五重(玻璃、純金、青磁、籃胎漆器、紬織)の入 子式の新たな舎利容器が、平成の名工の技により誂えられ奉安なされた。今和三年(二〇二ー)煮、全国から納められたお写経・お浄財等が帯心として凝集、全面解体修理は無事に完了、東塔は壮麗な姿と共に、千三百年の歴史を今に伝えている。
| 名前 |
東塔 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 営業時間 |
[木金土日月火水] 8:30~17:00 |
| HP | |
| 評価 |
4.7 |
| 住所 |
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六重に見えるが、構造的には三重の塔平城京に残る最古の建物として、国宝に指定されているすばらしく美しい薬師寺に来てよかったと思える。