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不動明王は五大明王の一つで,経典では大日如来の使者として登場し,やがて,教化し難い衆生を救うために,大日如来の忿怒の姿を仮に現したものとされた。息災などを祈る像として多くの信仰を集める。本像は鎌倉時代の作とされる。両眼を見開き,上牙で下唇を噛み,弁髪を垂れ(現在は欠失),右手に剣,左手に羂索(けんさく)を持つ。条帛(じょうはく)・裳の表現は簡略であるが,量感のある像で特色ある作風を示している。かつては薬師堂内に安置されていた。