馬追原野の魅力、歴史を感じて。
馬追運河船着場跡の特徴
かつての船着場跡に隣接し、歴史を感じられる場所です。
開拓以前の沼地が広がる馬追原野の風景が楽しめます。
夕張郡長沼町の美しい景観を活かした史跡となっています。
長沼市街地が立地する馬追原野は、開拓以前は沼地や低湿地帯が広がる原野であった。近代以降も水害に悩まされ、大規模な排水路を縦横に建設してきた。その一環として、排水と船運を目的とした、馬追運河を建設することで原野開拓と市街地建設を同時に実現させた。馬追運河は明治27年に着工し明治29年6月に竣工した人口河川で、ここにあった船着場は大正5・6年ころまで利用されていた。同運河の船着場は、市街地区画地のほぼ中央に設置された。同市街地では、運河と市街地が一体的に建設されたことで、市街地区画地の中央部を直線の運河が45度斜行して貫く、象徴的な空間が生まれた。城下町のような堀割がない北海道では数少ない景観である。
| 名前 |
馬追運河船着場跡 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 評価 |
4.5 |
| 住所 |
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ストリートビューの情報は現状と異なる場合があります。
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かつての船着場跡に隣接する現在の馬追運河。馬追運河は入植当時は泥炭の湿地が広がっていた馬追原野の排水改善を目的に、1896年に竣工された8km弱の人口河川です。竣工当初は江別-中央長沼間を結ぶ水運の役目も担っていましたが、川底への土砂堆積や陸路の発達により10年余りで舟の往来は廃れています。