出土された土器と縄文の遺構。
寺野東遺跡資料館の特徴
入館無料の寺野東遺跡資料館は見応えある展示が魅力です。
縄文時代のドーナツ状の環状盛土遺構が楽しめます。
出土した土器や土偶が豊富に展示されており、知識が深まります。
小さいながらも展示物もたくさんあり見応えがありました。
入口がわからん!店内から遺跡に行けるので、躊躇なく店内に入ってください。
資料館には発掘された土器が展示され、遺跡はとても広く、綺麗に整備された公園のようでした。
室内が外より寒かったです。
資料館に土器や土偶が展示されている。必見。
沢山の出土した土器が展示してます。縄文時代の生活を感じられます。
私事ですが、市内にこんな所が有るとは思いませんでした。遺跡広場も綺麗に整備されていて、心打たれました🎵お仕事されている方ご苦労様です😃お身体に気を付けて頑張って下さい✊😃✊
環状盛土遺構は、縄文時代後期前半(3,800年前)から晩期前半(2,800年前)にかけて、ドーナツ状に土を盛り上げてつくったものです。盛土に使われたのは内側をけずった土で、その量は大型トラック約1,500台分と考えられます。盛土の内側は、土をけずり取ったため、皿状にくぼんでいます。盛土の高さは最も高いところで約2mです。盛土は現在、4つの部分が残っており、それぞれの間はとぎれています。
ここは、よっぽど住み心地の良い場所だったんでしょうね(笑)。何せ1万2000年前の旧石器時代から奈良平安時代の中近世に至るまで、約1万年という気の遠くなる期間、人が生活を続けていた痕跡があると言うのですから。普通はより良い環境を求めて移住してしまい、こんなに長くは一カ所には居ないものです。その秘密はすぐ近くに湧いていた泉と流れ出る小川(今は存在せず発掘で確認されました。)にあったようです。重たい水を家まで運ばずに済み、川と違って氾濫の危険もありませんからね。縄文時代になると、その小川の一部を掘り窪めて井戸のような木の枠を嵌め、中に食料となる栃の実を入れて、アク抜きをする施設が14基も設けられていたそうです。栃の実は、そのままでは渋くて食えず何度も水にさらしたり煮沸する必要があるのですが、この方法なら川の流れを利用して効率的に、しかも大量に処理ができる訳ですね。これは他では見つかっていない画期的な施設だということです。資料館内に再現したジオラマがあるのでご注目下さい。この遺跡のもう一つの目玉は、直径165メートルにも及ぶ巨大な環状盛土遺構です。縄文時代後期から内部の土を少しずつ削ってはドーナツ状に周辺に盛り上げていったもので、実に1000年以上(!)に渡って繰り返され、高さは2メートルにも達しています。延々と変わらない慣習をずっと繰り返すのはツマラナいようでもありますが、日々進歩する事、昨日よりも改善する事を強要されている現代人としては同時にうらやましくもありますね。(笑)
名前 |
寺野東遺跡資料館 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0285-49-1151 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.0 |
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入館無料です。館内は撮影禁止と掲示されていましたので自粛…館外に出て遺跡内遊歩道を進みます…大きな解説パネルは縄文史跡としての価値をあまねく後生(こうせい)に伝えようと、立派な作りです…国の史跡として写真、解説は流石というべき内容です…古代の歴史を学びに訪れる人々に必ず役立つと思われます…五月の爽やかな風がさらなる歩みを誘ってくれます…約一年ぶりに来ていますが…やっぱりここは、癒しの場所ですね…2024.5.2