知立松並木周辺、馬の市場が賑やか!
| 名前 |
馬市の碑 |
|---|---|
| ジャンル |
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| 評価 |
4.5 |
| 住所 |
〒472-0006 愛知県知立市山町東並木北22−31 レオネクスト美樹 |
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主に現在の知立松並木周辺でかつて盛んに開かれていた馬の売買を行う市場です。馬の値段を決める場所は「談合松」と呼ばれ、毎年400〜500頭もの馬が集まり、馬方、見物客、商人などで大変賑わったとされています。江戸時代を中心に栄え、その様子は歌川広重の浮世絵「東海道五十三次」の「池鯉鮒首夏馬市」にも描かれ、広く知られています。旧暦の4月25日から5月5日までの約10日間、毎年開催されていました。後に慈眼寺の境内でも開催されるようになりました。知立は東海道の宿場町であり、木綿の集積地でもあり、運搬用の馬の需要が高く、馬市が栄えました。また、名古屋や岡崎といった大都市に近く、交通の便に恵まれた立地も関係していると考えられています。明治時代には規模が縮小し、馬以外に牛や鯖なども売られるようになりました。その後も形を変えながら続き、昭和18年(1943年)頃にその歴史に幕を閉じました。知立の馬市は、地域の経済活動の中心であり、当時の人々の生活を支える重要な役割を果たしていました。