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熊本県指定重要文化財昭和36年11月21日指定木造阿弥陀如来坐像·木造阿弥陀如来坐像本像 (像高 87.8cm、 桧材、 寄木造)は、江戸時代、妙見宮(現・八代神社) 境内にあった本地堂に祀られていたものと伝えられ、 明治の神仏分離令によって当地へ移されました。亀形の台座に乗っためずらしい姿で、見の神が、「 亀」に乗って海を渡ってきたという伝承に関連する「亀蛇」 と考えられ、神と仏は本来同じものと考える神仏習合のありようを物語る貴重な作例です。均整のとれた温雅な姿は、 平安彫刻の特徴を備えていますが、玉眼、差首であることなどから、洗練された都の仏師による 江戸時代の作と考えられます。 ただし、 亀蛇の台座の ほうが、 制作年代は古いようです。この場所は、戦国時代に栄えた正法寺という寺院 の跡で、建物の礎石が残っています。 正法寺の本尊釈 迦如来坐像(室町時代)を祀ることから、 現在は釈迦堂と呼ばれています。ここでは天文16年(1547) 10月 から に相良晴広が連歌の会を催し、 また、天正14年( 「きょうげん) 1586)9月には島津義久・義弘が能・狂言を見物した。境内に残る井戸は、陛下井戸または 正法寺井戸と呼ばれ、茶人細川忠興 (三) が八代城在時、茶の湯に愛用した名水と伝えられています。平成22年3月 八代市教育委員会。