迷路の中の古びた石碑。
| 名前 |
天壌無窮の石碑 |
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| ジャンル |
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| HP |
https://www.nashinoki.jp/%E5%A2%83%E5%86%85%E6%A1%88%E5%86%85 |
| 評価 |
3.3 |
| 住所 |
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京都の路地裏を、まるで迷路を解く探偵の気分で歩いていたら、ふと視界の端に古びた石碑が飛び込んできた。そこには「天壌無窮」と刻まれ、まるで時間が止まったような静けさを放っている。最寄りの今出川駅から徒歩15分ほど、京都御苑の北側を少し進んだ住宅街の片隅にひっそりと佇むこの碑。まるで歴史の秘密を囁く鍵みたいだ。 初めて訪れたとき、碑の周りに漂う空気がなんだか特別に感じたよ。石碑自体は大きくないけど、その存在感はまるで京都の長い歴史を凝縮したかのよう。調べてみると、この碑は皇室の永遠性を象徴する言葉「天壌無窮」にちなんで建てられたものらしい。平安京の時代から続く京都の歴史を思えば、こんな場所が街の片隅にあるのも納得だ。一度、スマホで写真を撮ろうとしたら、近くの古い家の窓から漏れる光が碑に反射して、まるでタイムスリップしたみたいな幻想的な一枚が撮れた。 ただ、他者の意見として、観光スポットとしては地味すぎるって声もある。確かに、華やかな寺社仏閣や賑やかな商店街を期待すると、ちょっと拍子抜けするかもしれない。碑の周りは特に案内板もなく、説明も最小限だから、歴史に興味がないとただの石に見えちゃうかも。でも、逆にそれがいいんだよね。京都の魅力って、こんな風にさりげなく歴史が息づいてる場所にあると思う。 費用はもちろん無料。気軽に立ち寄れるのがありがたい。周辺には京都御苑や同志社大学もあるから、散歩がてら訪れるのにちょうどいいよ。もう一度行ったとき、碑の前に立ってぼーっとしていたら、近くの木々が風で揺れる音が妙に心地よくて、なんだか心がリセットされた気分になった。 そういえば、「天壌無窮」って言葉、実は『日本書紀』にも出てくるんだよね。天皇の治世が永遠に続くようにって意味が込められているけど、現代の京都でこの碑を見ると、なんだか街そのものが永遠に変わらない美しさを持ってる気がする。派手さはないけど、静かに歴史を語るこの碑、京都の奥深さを感じたいなら一度は見てみる価値ありだよ。次はスケッチでもしてみようかな、なんて思ってるんだ。