桜木町からの音楽旅、迫力の音響。
神奈川県立音楽堂の特徴
桜木町駅から徒歩10分の高台に位置し、景色も楽しめる音楽ホールです。
前川國男設計の音楽堂で、音響効果が良く国内外で著名な施設です。
鮮やかな赤、黄色、緑の廊下壁が特徴的で、改装も行き届いています。
平成末の大改修後、初めてこちらに伺いました。改修以前は横浜市の合唱祭や、音楽会、発表会など、年一度以上は行きましたが、改修後コロナ禍などもあって、前を通ることはありましたが、久しぶりです。コンクリート打ちっぱなしとガラスに覆われた、モダニズム独特の外観は変わりませんが、トイレが全面的に改修されていました。また、ホール内部の見た目や雰囲気は変わりませんが、シートが座りやすくなり、照明や音響も全面的に交換したようです。今回音楽会ではありませんでしたが、マイクから外れても声が通っていましたので、世界でも有名な響きも健在かなと思いました。昭和中期に建てられた名建築が各地で取り壊されていますが、こちらのように丁寧に改修し、次世代に伝えて行くことは非常に意義があると思いました。
桜木町駅から、徒歩10分位ですが、紅葉坂を登り、階段を登った所に在るので、行きは息が切れます。年末年始に、2度行きました。レトロな造りで、こじんまりしたホールです。席間が狭く、クロークも無い為、荷物やコートを膝の上に置くと、窮屈です。年末に、上野通明さんのリサイタルに行きました。多彩で美しい音色と、自由自在な歌いまわしを堪能させて頂きました。年始めには、阪田知樹さんの演奏会に行きました。何と、ご自分で作曲なさった曲と、コンチェルト2曲を、指揮もなさって、弾き振りも披露して下さいました。プレトークのお話も有り、とても興味深い演奏会でした。やはり弾き振りは、大変だったのか、最後のアンコールに1人でラフマニノフのヴォカリーズを弾いた時が、1番のびのびとなさっていた様に感じました。
桜木町の駅から、割ときつい坂を10分程登って行く事になります。駐車場はあるものの30台位だったか、大きいイベントではほぼ置けないと想定する必要があります。(障害者スペースは事前に電話予約ができます。館の方の対応は丁寧で大変好感が持てました)ご高齢の方や、歩行がしんどい方は駅からタクシーの方が良いかも知れません。館内は天井が高く、清潔感もあり良いのですが、客席は前後の間隔がかなり狭くて、女性でも少し狭いと感じますし、大柄な男性だと膝が前の席にくっつく感じになります。お手洗いは(男性側は見てないので判りませんが)女性側は個室が20ほどありますので、イベントの休憩時間等に長蛇の列になったとしても、割とスムーズに履けていく感じがしました。近隣には飲食店がないので、早めに行って時間調整・・・は難しそうです。座席表の一部に反射が入って見づらくてすみません。
前川國男氏の設計ということで見学会に参加しました。お金をかけるべきところはかけてきちんと改修されていると思いました。昔の設計なので舞台袖や楽屋、楽器倉庫などが狭いと思います。またアクセスがたいへん。敷地入口がどこかわかりませんでした。ホール内は木がふんだんに使われていて明瞭ながら適度の響きを持っている。座席の背中も木製で靴音など吸音に役立っているのかもしれない。客席奥の方だけ床にカーペットが使われていてこれも余計な残響を取り除いているのだろう。
ロビーラカトシュのコンサートの為に神奈川県立音楽堂へ。壁面が全て木で、音の響きか柔らかくとても良い。1954年に開館されたこちらを設計したのは前川國男設計建築事務所。外観はがっちりとした造りで雨、風、衝撃などに強く、内装はどこまでも機能的。素晴らしい建築。ラカトシュのバイオリンの音、この音楽堂で聞けて良かった。
音響効果の良いホールとして国内外で著名。響きすぎることはなく真に音楽に触れられる。キャパは1100人ほどの中規模。座席は少々小ぶり。一時期一帯再開発で取り壊しが言われ、地元、国内は元より外国からも著名演奏家をはじめとする反対によって、耐震化を含め一年ほどの改装期間を経て再開となった。桜木町駅からは少々遠くだらだら続く紅葉坂があるのが欠点と言えば欠点。
古くからある施設ですが、きちんと改装されていてきれいな印象でした。座席は新しくなっていて座り心地も良かったです。トイレ全体が狭い、ウォシュレットがなく、個室数も少ないのが難点です。
前川國男の設計。後に前川さんの代表作となる東京文化会館と通ずるものがある。ホールは木を主体にして素晴らしい響きを持つ。バッハの無伴奏チョロ組曲全曲を堪能。
横浜の桜木町駅から紅葉坂を登ってしばらくすると右手に見えてくる、前川國男設計の日本初の本格的なコンサートホール✨今回、見学ツアーに参加させて頂いた。戦後「こんな時こそ音楽を」と計画され開館。市民からは「希望の光」との声があがったとの事。とても温かみのある素敵な建物だった✨木のホールは、何度も音響実験を繰り返して造られ、開館当時「東洋一の響き」と絶賛された。65年以上たった今も、人々に愛され続けている。壁や、なみなみ天井にも木が貼られ、デザインも、とても素敵☆傷んだ壁も大切に補修されていた。前回改修時、素敵な照明は開館当時の意匠のまま、LED化に成功されたとの事。スバラシイ。ホワイエも、とても素敵だった。天井は真上にあるホールの客席をそのまま活かしたガタガタ天井。ガラス張りで、階段の間からも、周りの緑が透けて見える。手作業で造られたコンクリート型枠の木目がついた太い柱はまるで木。職人さんの技が光る手作りの床は、濃いグレーと赤褐色で、まるで地面。外のピロティのデザインとの流れが出来ている。外の光が入ってとても明るく、まるで仕切りがないかの様な、自然の中に居るかの様な、外との一体感がある☆2つある階段は、それぞれ向きが変えられていて圧迫感がなく、段は歩きやすい高さと幅。手すりは、全くストレスがない形状で木の温もりが感じられた✨派手さはなく、全てを見逃していたとしても、居心地のいい癒される空間は、細部にまでこだわって創られたからこそ、なのかもしれないと気づかされた建物だった。是非、コンサートに来て実際に音を体験してみたいと思う。1954年 開館/前川國男氏 設計2021年 神奈川県指定重要文化財(建造物)指定。他、数々の受賞歴あり。
名前 |
神奈川県立音楽堂 |
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ジャンル |
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電話番号 |
045-263-2567 |
住所 |
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HP | |
評価 |
3.9 |
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かなり昔、前橋さんのバッハ無伴奏バイオリン全曲演奏で寄りました。真夏で汗だくで坂を上って到着。近くの図書館で涼んだ印象が強いです。建物はとても古く感じましたが、音響は素晴らしく、演奏者の迫力を感じました。席の傾斜が大きいのでどこからでも見やすいです。最近、ヴィオッッテイのヴァイオリン協奏曲第22番などを聴きました。席の間隔が狭くて窮屈なのが難点。