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名前 |
浄国寺 |
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ジャンル |
/ |
住所 |
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評価 |
3.0 |
浄土宗の無衰山浄国寺は、上町の街道を挟んで、本陣丸山家の長屋門の真向かいにあります。参道入り口に立つ冠木門の脇には説明板によると、綿内の正満時寺の第2世住持、呑空上人の隠居寺として1602年(慶長7年)に創建され、現在の本堂は1780年(天明年間)に再建されたものです。本道の内陣中央には阿弥陀三尊像、その両脇には善導大師と法然上人をを祀り、典型的な浄土宗の須弥壇配置になっているのだとか。開基の呑空上人の法名は、回国修行中の上州太田大光院の呑竜上人と出会い、上人から「呑」の一字をいただいたものと推定されるそうです。その後も浄国寺は大光寺との縁が続き、1883年(明治16年)には、この寺の境内に呑竜堂を建てて呑竜上人像を祀ったそうです。ところが、1896年(明治29年)に千曲川の大洪水でお堂は大破し、像は本堂に移されて保存されました。ところで、冠木門の裏手にある2体の石像は子育て地蔵です。この像は、開基の呑空和尚が町の人びとに命の大切さを説き、自らも孤児を育てたことにちなんで彫像されたものだとか。人びとは地蔵尊を拝んで、子育て呑空と呼ばれた上人の遺徳を偲んだそうです。