伊豆と駿河を結ぶ境川の水樋。
千貫樋の特徴
伊豆と駿河国境を結ぶ、長さ42.7メートルの水樋が存在します。
1523年に築かれた歴史深い農業用水路が見どころです。
住宅地の中にひっそりと佇む、珍しい建造物の風情を楽しめます。
北条、今川氏の時代の水利土木の技術により造作された樋、それも楽寿園から境川迄、今の時代は現代風に改造されているけど、堤や樋で工程で造り上げた技術と費用、労力は値千貫に値するからこそこの名称がついたんでしょうね。今日は寒いのに数人が見に来てましたよ。
私は気付かず通り過ぎてしまいましたが他の方の投稿を見るともう少し風情がある光景がある模様。
珍しいものだと思いました。
住宅地の真ん中で、説明の看板が近くにあるがわかりにくいです。歴史的意義はあるのでしょうが、遠方から三島に街歩きに来てわざわざこれを見に行くかというと、???です。
天文24年(1523年)小田原の北条氏・駿河の今川氏・甲斐の武田氏が和睦した際、北条氏康が今川義元の息子(今川氏真)への婿引出物として、伊豆の国と駿河の国を結ぶ農業用水路として小浜が池から長樋を築き今川領まで水を引くため造られました。名前の由来は。①樋を造る技術が、銭千貫に値する。②樋の水が潤す事により、石高が千貫上がる事によりる。③樋を建設するために銭が千貫掛かったため。以上の三説が有力視されていますが定かでは有りますん。
この地域を灌漑する用水で東海道の名所。敷設当初は木製でしたが、現在はコンクリート製です。
近くの交差点の名前になってて何なんだろうと思ってました こんなとこまで関東大震災の被害があったんですね。
住宅地の中にあるので、案内板が無ければ気付かず素通りしてしまいます。現在はコンクリート製なので、単なる側溝に見えますが、出来た頃は木樋だっと。
今となってはコンクリート!歴史的なものだから・・・
| 名前 |
千貫樋 |
|---|---|
| ジャンル |
|
| 電話番号 |
054-221-2641 |
| 営業時間 |
[金土日月火水木] 24時間営業 |
| HP | |
| 評価 |
3.6 |
| 住所 |
|
周辺のオススメ
境川橋の下を流れる境川は、その名の通り、かつて駿河国と伊豆国の境、つまり「国境」でした。いまでは、橋を境に、手前が駿東郡清水町、奥が三島市となっています。非常に短い橋ですが、竣功はなんと昭和4年とかなりの古参です。そして、その境川に架かっているものが千貫樋(せんがいどい)で、1555年(天文24年)、今川、武田、北条の三家が和睦(甲相駿三国同盟)した際に、北条氏康から今川氏真に聟引出物として、小浜池から長堤(蓮沼川)を築き、駿河の今川領に送水させたと言われています。その恩恵によりこの辺りの駿河側は肥沃な土地になったそうです。歩き旅だからこそ、気付けた遺構ですね、末長く残って欲しいものです。