山深い椚平稲荷神社の神秘。
稲荷神社の特徴
創建は1383年、伏見稲荷大明神のご分霊を祀っています。
山伏が修行していた歴史ある山深い神社です。
都心から2時間で本格的な田舎の雰囲気が味わえます。
山伏が修行していたという山深い場所にある稲荷神社。秋海棠の群生地としても有名な地域。
都心から2時間、本格的な田舎を感じるときがわ町椚平地区の山の中にある神社です。秋祭のささら(獅子舞)と無形文化財に指定されたきつね釣りが人気です。しかし、椚平集落の過疎化により秋祭りが毎年寂しくなっているように感じますが、長く続けて欲しいと願っています。近年、老朽化した鳥居が新しく建立されました。
| 名前 |
稲荷神社 |
|---|---|
| ジャンル |
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| HP | |
| 評価 |
3.7 |
| 住所 |
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椚平稲荷神社(くぬぎだいらいなりじんじゃ)御祭神 宇迦之御魂神由緒永徳三年(1383)に山城国 伏見稲荷大明神のご分霊を祀ったのが創建と伝わります。ときがわ町指定無形民俗文化財「椚平稲荷神社ささら獅子舞(狐つり)」椚平稲荷神社では、春の例大祭で「苦抜き力石かつぎ上げ大会」、秋の例大祭で「ささら獅子舞」が奉納されています。ささら獅子舞は飯能市高山から伝えられたと言われ、江戸時代の安永五年(1776)の古文書には「ささら」の記述があり、少なくとも250年近い歴史があります。舞は、三匹の獅子、四人の少女の花笠や貝吹きなどの一行が「宮参り」「四方拝」「幣掛」「願簓」「三ツ毬」「花掛」「立花」「一ツ毬」の舞を繰り広げ、「三ツ毬」の後には付属芸能として「狐つり」が行われます。狐つりは、いたずら狐を懲らしめようとする村人と狐とのやりとりを顕したこっけいな狂言の付属芸能で、笑いを含めた伝統芸能として楽しむことができます。(平成二十年二月発行「ときがわ町議会だより」第8号参照)秋には、「秋海棠、西瓜の色に、咲きにけり」と松尾芭蕉の句にも歌われた淡紅色のシュウカイドウが、椚平周辺に咲き始めます。椚平の街道沿いの斜面はシュウカイドウの群生でピンク色に染まり、訪れた人々の目を楽しませてくれます。(サイト「フォトさいたま」参照)「苦抜力石かつぎあげ大会」現在、「力石」を有形民俗文化財として指定している自治体は少なく、埼玉県では桶川市の1個、日高市の3個、新座市の2個の総計6個のみが有形民俗文化財として保護されています。そのような状況の中で、「力石」を用いた「力持ち」が行われている所は、復活したものも含め10ケ所ほどあります。埼玉県では、比企郡都幾川村椚平(稲荷神社)の「苦抜力石かつぎあげ大会」、秩父郡横瀬町横瀬(神明神社)の「担ぎ石大会 」、比企郡嵐山町菅谷(菅谷館跡)の「重忠力石大会」で行われています。これは、先人の文化遺産を大切にしたいという願いが実を結んだものです。(「四日市大学論集 第16巻 第2号」参照)