極彩色の彫刻、時平神社の魅力。
時平神社の特徴
祀られている神様が多彩で、神秘的な魅力があります。
本殿の極彩色の彫刻が印象的で、目を引く美しさです。
古江という地名に由来する歴史を感じることができます。
時平神社(ときひらじんじゃ)主祭神 天津兒屋根命合祀神 誉田別命 五十猛命 火産霊命 大物主命 伊邪那岐命 伊邪那美命 市杵島姫命古江という地名は、宝徳二年(1450)の小野寺朝通言上状(小野寺文書)に「古江郷」と記されています。明治六年(1873)小学校として聞道館が開設。現在の小野寺南小学校の前身でした。小野寺村当時の役場は、昭和二十七年(1952)に三谷に移るまで古江にありました。浄琳寺は、親鸞が建保二年(1214)に来山して以来、専修念仏の寺として現在に到ります。天台宗の東光院は、佐野坂東三十三観音五番札所です。時平神社は、藤原時平の遠祖、天津児屋根命を奉斎しています。(「境内案内板」より)明治四十一年(1908)十二月四日、無格社八幡宮・鬼渡神社・十二所神社・冬住神社・愛宕神社を合祀しました。大正五年(1916)一月十日、無格社琴平神社・二柱神社・厳島神社を合祀しました。灯籠は、大正二年(1913)二月に氏子が奉納したものです。(「栃木県神社誌」参照)本殿右胴羽目には二十四孝の「楊香」、左胴羽目には二十四孝の「唐夫人」、背面の胴羽目には二十四孝の「陸績」が彫刻されています。
菅原道真の宿敵、藤原時平を祀った神社でしょうか。三杉川の土手の桜がキレイです。
本殿、施された極彩色の彫刻は素晴らしいです。
名前 |
時平神社 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
3.7 |
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栃木市岩舟町、静な山里の三杉川のほとり、田園が広がる住宅地の片隅に藤原時平は祀られて居ます。古き歴史を感じさせる本殿は美しく、彫刻も見事であるが、拝殿や境内は粗末で荒れ果て、歴史の片隅に遠ざけられて、平安時代に栄華を極めた、あの藤原北家の面影はありません。菅原道真を大宰府に左遷、その悪評は当時様々な祟りや疫病にも繋がり、時平の悪行だけがいまも歴史のなかに残ります。時の左大臣、右大臣として競い合った運命の中で、菅原道真は天神様として尊敬され多くの信仰を集めますが、左大臣の時平は何の評価もされず、この静な山里の地にひそかに祀られて居ます。