小御門神社 紅葉と苔の神秘。
小御門神社の特徴
成田市の小御門神社は自然の森に囲まれた神聖な場所です。
むき出しの木製鳥居が苔むし、荘厳な雰囲気を感じさせます。
境内は千葉県天然記念物に指定され、静謐な佇まいが魅力的です。
「思えば、遠くに来たものだ・・。」と思ったのかどうか。京都生まれ京都育ちの「主祭神」藤原師賢(ふじわら もろかた)氏は故郷からはるか離れた、この地で生涯を終えました。まだ32歳の若さでした、神社本殿の背後には氏の墓所と伝えられる「公家塚」が存在します。建武の中興を成した後醍醐天皇の忠臣として祀られていますが、調べるほどに渾身の「革命家」であった後醍醐天皇に「巻き込まれた」感がハンパないですね(笑)。藤原北家の名門「花山院家」に生まれた氏は「花山院師賢」としても知られ、当代一流の歌人としても著名な人物でした。勅選和歌集「続千載和歌集」には14首も入選しているほどです。また後醍醐天皇の母は花山院家の出なので、可愛がられていて若くして大納言にまで出世しています。氏の人生にとっての一大転換点は元徳3年(1331年)にやって来ました。後醍醐天皇が鎌倉幕府打倒の兵をあげたのです(元弘の乱)。この時、既に氏は北長尾の山荘に隠棲していたのですが、お世話になった天皇を心配して三条河原にまで出て来ます。その際に天皇から「おお、良いところに来てくれた。一つ頼まれてくれないか?」と言われたかどうかは知りませんが、笠置山城に退避するまでの時間を稼ぐために、天皇に扮して比叡山に登るよう命じられてしまうのです。高貴な雰囲気があって背格好が似ていたのかもしれません。この「身替わり」は氏による志願では無く「勅命」と書かれているあたりに、「巻き添え」感が漂います(笑)。服装と輿を整えて比叡山に入った氏は幕府の注目を集める事に成功し、その間に天皇は無事に笠置山城に辿り着く事ができました。氏自身は、おそらく穏やかな宮廷歌人であることに満足していたと思われ、それ以前に討幕活動に参加していた証拠は今のところありません。比叡山にいる間も「山から眺める月と夜の琵琶湖は、一段と趣深いですなぁ」的な歌を詠んでいて、とても紛争の当事者とは思えませんね(笑)。結局、この時の討幕活動は失敗に終わったので乱の参加者は罰せられますが、他の首謀者の日野資朝は処刑されたのに対し、氏は下総国の千葉貞胤宅で軟禁という微罪で済んでいます。幕府側も調査の結果、なりゆきに同情したのかもしれません(笑)。しかし氏は関東の水がよっぽど体に合わなかったのか、現地に到着してから半年もたたないうちに病気になり、京都の家族を想いながら亡くなってしまいました。こんな形で巻き込んでしまった後醍醐天皇も忸怩たる思いがあったようで、討幕後は太政大臣の位を追送し、歌人として文貞公(ぶんていこう)の名も与えています。さらに幕末の「南朝」ブームの中で楠木正成などと共に再評価され、明治時代に神社が建立されて現在に至ります。正直なところ、人臣位を極めた太政大臣も「神」になったことも、本人が預かり知らない事であり、周囲の「政治」や「思想」に常に振り回されてきた感があります。それよりも氏が残してきた四季折々の歌を鑑賞し、都への想いなどを偲んであげたほうが、「アーチスト」としての本人は喜ぶような気がしますが・・。
成田市の神社散歩で参拝させて頂きました。鳥居から続く参道は広く木々に囲まれ自然の気を頂けるような気持ちになります。手水舎の前に祓戸大神様に手を合わせ穢れを祓い、拝殿へ向かいます。拝殿・本殿に施された彫刻が見事でした。御朱印を墨書にて拝受し、お気に入りになりそうです。静寂がとても心地よく、また次の季節に訪れたいと思いました。
立派な樹木が立ってて静かな雰囲気の神社です。社務所が開いているととても素敵な御朱印を頂けます。季節で異なってて綺麗です。行かれる方はHPなどでご確認してからのほうがおすすめです。夜詣りもあるみたいですよ。
むき出しの木でできた立派な鳥居が湿って苔むしているさま、林立するスギの大木が神聖で厳かな雰囲気を醸し出していて最高です。大阪とか浜松とか、すごく遠くから来てる車が多くて気になりました。御朱印を集める人とかに有名な神社みたいです。
境内全体が自然の森に指定されているようで、緑豊かな神社でした。御朱印は数種類ありました。
納涼4社巡り開催中。夏 御朱印頂いた後で2巡り目に 和歌御朱印頂く事になります。小御門神社は 離れているので4社目にしてそのまま和歌御朱印頂くのが おすすめ。
後醍醐天皇に仕えた藤原師賢を祀る立派な神社。身代り石をなでてきました。おみくじは凶ありなしで選べるようです。
寒さが厳しさを増すなか、紅葉が朝日を浴びてとても綺麗に写りました。氏子さんが茅の輪を創っていました。大切な伝統の継承の一端を垣間見たような感慨でした。地味な神社ではありますが、伝統を感じ、寧ろ身近で高貴な神社としてまたいつか訪れたいと思いました。
境内は小御門の森と呼ばれ千葉県天然記念物に指定されていて広々としてます。御祭神は藤原師賢公(ふじわらのもろかたこう)御神徳は身代りの神・学芸の神御朱印は直筆で拝受昼休み(12:00〜13:00)
名前 |
小御門神社 |
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ジャンル |
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電話番号 |
0476-96-0449 |
住所 |
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HP | |
評価 |
4.2 |
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駐車場無料、トイレ有り。七五三や、お祓いが空いていそう。質素ながら、清掃が行き届いていて、もみじの木が沢山植えられていたので、紅葉が綺麗そう。絵馬が可愛らしい絵柄でした。