名神高速上の珍しい参道。
闘鶏野(つげの)神社の特徴
名神高速道路を跨ぐ珍しい参道が特徴です。
高所に位置し、大阪市の高層ビルが見える神社です。
地元の氏神様で、静かな雰囲気が感じられます。
参道が高速道路の上にかかっていて、立地的に珍しかったので行ってみた神社。
参拝道が高速道路にまたがっているとても珍しい神社です。無人の神社ですが、いつもとてもきれいにされています。付近に古墳やハニワ公園もありますので、古墳好きのかたはあたりを散策されても楽しいと思います。過去にこちらの神社や古墳公園を経由したハイキングコースを阪急ハイキングで開催してますのでバックナンバーを検索されて、参考にされたら、10㎞くらい歩くハイキングで回ることもできますよ。
闘鶏野神社、大阪府高槻市氷室町。主祭神=天照皇大神、応神天皇、天児屋根命。八幡大神宮。闘鶏野=額田大中彦皇子の猟場、記紀の氷室発見伝承。高速道路そばで、陸橋を渡る参道、鳥居付近の表情は静か。鳥居は、横に伸びた印象。立派な社殿で、地域を代表する場所と聞く。
名神高速道路を跨いで参拝できるのがびっくり。富田の町並みが見渡せます。
住宅地を通り抜けて、高速道路を越えるために付けられた、天に登るかのような階段の先にあります。振り返ると、高槻市を眼下に見下ろす絶景ポイントです。御百度参りの石が置かれていますが、階段の下になくてよかったったって感じですね。闘鶏と書いて、ツゲって読むそうです。ニワトリの鳴き声が、天のお告げだからだとか。境内にニワトリはいません。オカリナを吹く練習をされている人はいました。眺めが良くて素敵な場所です。この先の別の神社とセットで参詣されると良いでしょう。
参道から高速道路を見下ろせるのが珍しく、子供も喜ぶのでよく連れてきます。また、参道からは高槻市が一望できなかなかの景色です。
私は、地元の阿武野幼稚園・小学校を卒業しており、1963年に「名神高速道路」栗東ー尼崎間の開通したおり、阿武野幼稚園から通る自動車の見学に連れられて行きました。また、参道の両側には、大きな椎の木が生えていて、小学校の図画工作に使うドングリ拾いに連れられて行ったものでした。記憶では、参道の階段は、地山の斜面に。子供の頭くらいの大きさの石を土止めに用いてつくられて緩やかでした。今は、側道となってしまっていますが、その辺りには左側(西)に赤い鳥居の「稲荷神社」がありました。もう少し昇ると東側から自動車で上がれる道がありました。その辺りには、コンクリートの壁が少し残っている「廃屋」がありました。そこから、コンクリート製の階段を数段あがったところから、幅が2mくらいの陸橋がつながっていました。今は朱塗りの欄干がありますが、当時は、子供の私がのぞき込めるような高さの手すりがあっただけでした。私たちが、名神高速道路を通るトラックのドライバーに歓声を上げて、大きく手を振ると、ドライバーたちはフロントガラス越しに手を振ってくれたものでした。(のちに、高い白いペンキを塗った金網のフェンスがつけられて、かごの中にいるような状態になってしまい。自動車を見に行くようなことはなくなりました。)「闘鶏野神社」は、1964年当時、コンクリート造りの拝殿・本殿の神社となっておりました。それは、高速道路工事のため数十m場所を北方に遷座させられ、その移転費用で建て替えられたものと思われます。1998年の6車線化工事で、再度、(上り車線上から)遷座させられたので、参道階段、陸橋とともに改築され、現在(2021年3月)の姿となっています。また、「闘鶏野神社」は、明治時代までは、南の平地に鎮座していたものと思われます。阿武野地区大字・小字図に小字「闘鶏ノ」となっているのを見ました。その地図によると、現在、大阪府立阿武野高校の敷地の北あたりから北のバス道まで字「闘鶏ノ」となっていました。南の池から高校の敷地にかけての字は「宮前」、高校の西門辺りから北は「宮西」とあり、そこに間違いないでしょう。※1.「土室八幡大神宮」との関係:以前の案内看板(市教育委員会の設置)に祭神は「誉田別命」ですが、「土室八幡大神宮」は、土室の鎮守です。地図を確認すれば、旧土室村の北に「八幡大神宮」が位置することからもわかります。※2.「闘鶏山古墳」:未盗掘の石室が発見されて、一躍脚光を浴びた「闘鶏山古墳」ですが、大字氷室、字「闘鶏山」にあります。岡本山古墳の系統とは、別の有力豪族が独立して、西之原古墳、番山古墳、二子山古墳、石山古墳と系譜を繋いだもの思われます。※3.「闘鶏野」について:「ツゲノ」の「ツゲ」を「日本書紀」の記述から、奈良県の「柘植」「都祁」と関連付けた解説があるようですが、確証はありません。「氷室」の話もあるので、結びつけられたのかもしれません。字「闘鶏ノ」に存在した古墳の石室を指しているのかもしれません。隣接の「はにわ工場跡(新池遺跡)」は、のちに新羅系(百済系?)の渡来人が移り住んだことから、朝鮮半島の「朝」や「東」を尊ぶ風習から「(政務を執る)聖なる朝を告げる雄鶏」を意味しているのかもしれません。※4.「野」について「闘鶏野」や「阿武野」「藍野」の「ノ(野)」は、水の便が悪く、耕作できずに、染料となる「藍草」、萱(スガ)やススキの類や雑木の生える荒地を意味します。氷室の田畑の広がっている所は、北西の土室から、南東に向かってなだらかに傾斜する「女瀬川」と「土室川」の扇状地です。メインの「女瀬川」は流れが速く、阿武野小学校の東側の井堰(現在は埋められている)から取り入れた用水が潤す面積は狭いものでした。「土室川」を西端に流れを移して真っ直ぐ南流させて農地を確保して水路網を築くまでは荒地であったものと思われます。
高速道路を渡って本堂がある雰囲気が何故か、格好良いんです。平日だったので、人はいませんでした。参拝もゆっくり出来ました。ただ、歩きでしか難しい場所ですね。
名神高速の上に架かる橋が参道。高速道路沿いにアプローチを試みるとあるはずの道が無いという錯覚に陥ります。実は上にある高架橋が参道に。本神社へのアクセスは、この高架橋の地上に舞い降りる位置を目指しましょう。高速道路を、車が高速に走っているので気をつけて参道を、歩きましょう。怖い場合には、高速道路の北側で西側から高速道路沿いに行けば、境内に直接辿り着けます。
名前 |
闘鶏野(つげの)神社 |
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ジャンル |
/ |
電話番号 |
072-622-4815 |
住所 |
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HP |
https://osaka-jinjacho.jp/funai_jinja/dai2shibu/takatsuki-city/02065tsugenojinja.html |
評価 |
3.8 |
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年始の神社です。ここは名神高速道路をまたいだ通路があり、子供の頃は、ここから高速道路を走る車に手を振っていたものです。綺麗に清掃が行き届いています。----This is the shrine for the New Year. It has a pathway that crosses over the Meishin Expressway, and as a child, I used to wave to the cars driving below from there. The grounds are meticulously cleaned and well-maintained.