長い歴史を感じる杉並木。
旧東海道 箱根宿の杉並木の特徴
樹齢400年の杉並木が約500m続く古道です。
芦ノ湖の近くで静けさを楽しめる名所です。
旧東海道の数少ない太く大きな杉並木を体感できます。
箱根駅伝復路、ここで応援しました。往路ゴールの箱根町港に比べると人も少なく応援しやすいです。公衆トイレやコンビニも近くにあるので応援にはいい場所です。往路の日はもっと混雑するようです。
夏の直射日光、冬の寒風から箱根越えの旅人の負担を軽減するために植えられたのがここの杉並木です。旧街道沿いと言えば松並木ですが、箱根の気候が杉の成長に適していること、箱根権現(神山に対する山岳信仰と修験道が合体した神仏習合の信仰/現・箱根神社)の参道を意識してのことから、この区間は杉並木となりました。滝廉太郎作曲、鳥居忱作詞の『箱根八里』に「昼猶闇き(ひるなおくらき)杉の並木」と歌われてもいるのも、この旧街道杉並木と言われており、万治3年(1660年)ごろに植栽されたようです。良好な健康状態の古木は全体の3割程度であり、対応が遅れると、この素晴らしい文化が消滅する恐れがあります。末長く残って欲しいものです。
木々の間からときおり姿をみせる芦ノ湖の水面はさざ波だっているが,この杉並木は静けさの中に凛としている。小田原や三島方面から厳しい山道を歩んできた人々がほっと一息できる空間がここにはある。江戸時代初期に江戸と京・堺の往来を円滑にするために整備されたとも言われているが,いつごろからのものなのか年輪を感じさせる重厚な杉が街道をうめている。
元箱根から恩賜箱根公園まで約500m続く、箱根旧街道の杉並木。1618年(元和4)、幕命によって川越城主・松平正綱が植林したと伝えられています。400本を越える樹齢400年近くの杉が連なり、夏の強い日差しや冬の寒風から旅人を守っていました。なかには幹回り4mの大木もあります。滝廉太郎の『箱根八里』に「昼なお暗き杉の並木」と歌われているくらい、かつてはもっとたくさんの杉並木がありました。しかし、1904年(明治37年)に、湯本から芦ノ湖畔に至る新道を工事するときに、不足した工事費を捻出するため、並木を伐採売却したのだそうです。この時点で切り倒された並木は、松と杉を合わせて、1000本を越える数だったとか。現存は、国指定史跡として保護されています。
100年以上も前からこの杉たちは箱根を見守っているんですね。すばらしい!
旧東海道沿い、芦ノ湖畔の元箱根から箱根町まで続く江戸時代初期に植えられた樹齢400年の杉と伝えられています。こんなに幹回りの大きい杉はなかなかお目にかかれないのではないでしょうか。杉の木のすぐ近くを歩くので、杉と一緒の写真を何枚も撮ってしまいました。江戸時代に思いをはせ(?)タイムスリップしたような気持ちになりました。距離は0.5キロ程なので、ドライブで来ていても、芦ノ湖畔の駐車場に停めて、杉並木だけでも歩くと楽しいと思います。2022.4訪問。
当方、強羅・仙石原ツアー3日目箱根神社の御参りのあと駐車場に向かうために、元箱根から箱根町まで散策を楽しみました強い陽射しを避け、気持ち良い風を受けながらの散歩です(とはいえすぐ横は天下の国道1号)始点に迷いましたが、案内表札通りに進めばOKコロナの影響もあるのでしょうか、すれ違う人もなく見事な杉並木を堪能できました終点は恩賜箱根公園の駐車場前に出ますその後は箱根公園〜箱根関所を通って箱根町港に到着です。
小田原から旧東海道を歩いてきましたが平坦な道で杉並木になっているのはここだけです。立派な杉がそびえ立っています。
早朝の散歩で訪問。恩賜箱根公園駐車場の前の横断歩道を渡ったところに入り口が有り、元箱根港の近くまでの約550mが杉並木として残されています。街道を行き来する旅人に日影を提供するために植えられたそうです。江戸時代にここを旅人が行き交ったことに思いを馳せて歩ける貴重な場所です。
名前 |
旧東海道 箱根宿の杉並木 |
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ジャンル |
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住所 |
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HP | |
評価 |
4.4 |
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旧東海道踏破チャレンジ2025暑い夏だと涼しくてホッとしそうな杉並木。樹齢およそ350年の杉が現在415本あるようです。素晴らしい。