宮本武蔵ゆかりの宝蔵院跡。
宝蔵院跡・宝蔵院流鎌槍発祥之地の特徴
宮本武蔵が立ち合った宝蔵院流槍術の発祥地です。
1962年の映画宮本武蔵にも登場する歴史的な石碑です。
鹿と歴史を楽しむ、奈良公園の静かなスポットです。
吉川英治版小説「宮村武蔵」第2巻に登場する宝蔵院の跡を示す石碑ですまた1962年の東映のカラー映画「宮本武蔵 般若坂の決斗」がここ奈良での宮村武蔵の活躍をあますことなく取り上げています奈良で実際にロケも行われたそうです名監督内田吐夢、主演は大スターの中村錦之助でとても面白い映画です全5作のうちの第2作ですその映画を観てからこの石碑を訪れるととても感慨深いものがあります1604年、宮村武蔵は京都で吉岡道場の門弟と諍いとなり数名を斬って遺恨を残しますそしてその足で奈良の宝蔵院にやってきます当時、槍の宝厳院といえば知らぬものがないほどだったそうです映画では武蔵は宝厳院流槍術の高弟の阿巌と木刀で立ち合い、一撃で即死させてしまいますしかし武蔵は宝厳院に行く直前に出会っていた老僧が実は宝厳院の初代であり、その話す言葉に武蔵は「敗けた」と悟りますこのあと奈良市北部にある般若坂で、荒法師たちを煽動している牢人たちを斬りまくったそうです因みに般若坂は般若寺すぐそばで、境内に小さな石碑があります県庁前からバスに数分乗れば、ここから15分ほどで般若寺に行けます小説や映画はかなり脚色されているようですが、概ね実話だそうです。
夜の奈良公園に鹿を見に行きました。この辺りにたくさんいましたが、昼にはあれだけ人懐っこい鹿が、夜にはとても警戒していて、野生を感じました。
以前読んだ「武の達人列伝」に、宝蔵院胤栄の宝蔵院流十文字鎌槍の事が載っており、その石碑が興福寺にあるというので行ってきました。石碑の位置は現在の興福寺の境内地ではなく、奈良公園内にその石碑がありました。興福寺、春日大社ともに藤原氏が興した寺社だったので、昔は興福寺と春日大社は繋がっていたのでしょう。石碑しかないですが、興味深い石碑でした。
煎餅売りのオバさんから煎餅を200円で買ってしまったので鹿に与えるために立ち寄りました。ちょっと前までは煎餅を買った瞬間に鹿に取り囲まれるようなシチュエーションを見かけましたが、彼らも何かを学んだのかお腹がいっぱいなのか寄ってくることはありませんでした。煎餅を束ねている紙を剥がし終わるとこちらの準備が整ったことを察して寄ってきてくれるようです。鹿にガツガツした雰囲気はなく、のんびりと煎餅を与えていても催促されませんでした。鹿せんべいを与える人が多かったからかもしれません。
いつも通りの良い景色でした。
槍と言えば宝蔵院流。その宝蔵院が興福寺内にあった事をこの碑を見て知りました。なんとなく柳生の地に近いのかと勘違いしていました。今は静かな奈良ですがこの宝蔵院と言い、柳生も名だたる武芸の里だったことに驚く。
良く勘違いされる方がいるのですが、宝蔵院の井戸跡は碑のすぐ東側の長方形の石が数枚敷かれている場所です。博物館本館南西側にある六角の石枠は灯篭跡です。
宝蔵院流鎌槍と言えば、十字の槍で宮本武蔵が戦う相手荒法師の武器だったと思う私だけだろうか 中村錦之助の武蔵が目に浮かぶ。
いつもいい(原文)Always nice
名前 |
宝蔵院跡・宝蔵院流鎌槍発祥之地 |
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ジャンル |
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住所 |
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評価 |
4.0 |
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こちら側の公園の鹿はのんびりしていて、ゆっくり見られる。鹿の親子もたくさん居てかわいかった。鹿せんべいは店が少ないので夕方には売り切れている。鹿に囲まれたいなら浮雲の方に行くと良い。