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名前 |
飯森神社 |
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ジャンル |
/ |
住所 |
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評価 |
3.5 |
白馬別荘地の真ん中を東西に横切る平川を渡ると、千国街道の痕跡はまた不明になりましたが、別荘地の森のなかでは、おそらく現在の県道433号(白馬美麻線)に沿っているものと思われます。ところが、森を出たところで姫川に向かって東に曲がっていく県道から分岐してほぼまっすぐ南下する小径が千国街道の跡のようです。水田地帯のなかを往くこの小道沿いに南進すると、飯森神社の鳥居前に出ました。鬱蒼とした鎮守の杜が90メートル四方ほどの境内を取り囲んでいます。この神社は、飯森の街の北の外れ、白馬別荘地と飯森集落の中間にあります。周囲には水田地帯が広がっていて、神社はその西側に遠見連峰の尾根が迫っている、じつに雄大な景観のなかにあります。鎮守の杜の南側にも児童公園のような風致草地が広がっています。古くはその草地も神域に属していたのかもしれません。境内の南端は農業用水を兼ねた川と農道によって切り取られています。この角地も樹林の覆われていて、草地には数多くの石仏や石塔が並んでいます。傍らに立つ説明板には「飯森神社石仏群」という名称が記されています。ここでもやはり、塩の道は「祈りの道」だと印象づけられました。